THE ANSWER編集部・浜田 洋平の記事一覧
-
挑発と受け取られた試合中のポーズを猛省 ボクサー平岡アンディ、豪快TKOで21連勝
2022.09.14ボクシングのWBOアジアパシフィック(AP)・スーパーライト級(63.5キロ以下)タイトルマッチが13日、東京・後楽園ホールで行われ、王者・平岡アンディ(大橋)が挑戦者アルビン・ラガンベイ(フィリピン)に2回2分27秒TKO勝ちした。日本同級王座も保持しながらWBO・AP王座3度目の防衛に成功。前回の試合中に“踊り”を披露したことを猛省し、冷静に戦いながら強さを見せた。戦績は26歳の平岡が21勝(16KO)、27歳のラガンベイが13勝(11KO)6敗1分け。観衆は968人。
-
日本卓球界の早い成長速度に抱いた危機感 伊藤美誠、Tリーグでも「挑戦心」を貫いた
2022.09.11卓球のTリーグは10日、東京・大田区総合体育館で5シーズン目が開幕した。女子では、5連覇を目指す日本生命レッドエルフに新加入した伊藤美誠がリーグデビュー。昨季4位・木下アビエル神奈川の平野美宇を3-1で下し、チームの4-0のストレート勝ちに貢献した。世界ランクは日本人トップの5位。日本代表のエースとして期待される存在ながら、国内でも挑む気持ちで戦っていた。観衆は2333人。
-
井上尚弥&八重樫から指摘 武居圧勝の裏で不安になったジム会長「なぜ前日に言うのか」
2022.08.27ボクシングの東洋太平洋スーパーバンタム級(55.3キロ以下)タイトルマッチが26日、東京・後楽園ホールで行われ、挑戦者の元K-1王者・武居由樹(大橋)が王者ペテ・アポリナル(フィリピン)に5回2分7秒TKO勝ちした。プロボクシング転向5戦目で初のタイトル奪取。3つのダウンを奪う圧勝だったが、陣営の大橋秀行会長は前日に不安があったことを明かした。戦績は26歳の武居が5勝(5KO)、27歳のアポリナルが16勝(10KO)3敗。観衆は1420人。
-
田中希実のファンを想う行動 雨上がりの広島、凍える少年たちに贈った1枚のカード【世界陸上】
2022.07.26オレゴン世界陸上は24日(日本時間25日)、10日間の熱戦に幕を閉じた。22歳の田中希実(豊田自動織機)は日本人初の個人3種目に出場。満足できるタイム、順位を得られず大粒の涙を流したが、世界への挑戦を続ける姿は日本のファンの胸を打った。これまでコロナ禍でもファンを楽しませようと試行錯誤。4月の国内レースで取った一つの対応が少年たちを喜ばせていた。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
-
ディーン元気の「諦める美学」 10年間の空白、休養期間も「心の炎を消さなかった」【世界陸上】
2022.07.25オレゴン世界陸上が23日(日本時間24日)、米オレゴン州ユージンのヘイワード・フィールドで第9日が行われた。男子やり投げ決勝では、30歳のディーン元気(ミズノ)が80メートル69で9位。2012年ロンドン五輪以来10年ぶりの世界大会だった。この間は心身の疲弊から休養期間を取り、あえて“諦めるシーズン”をつくった年も。紆余曲折を経験したベテランは、存分に戦える喜びを噛み締めた。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
-
【世界陸上】引退覚悟で大逃げ35km競歩・松永大介 涙の失速26位「難しいから挑戦するんです!」
2022.07.25オレゴン世界陸上の男子35キロ競歩が24日、米オレゴン州ユージンで行われた。松永大介(富士通)が2時間33分56秒の26位。号砲から驚異的な大逃げを打ったが、中盤に失速した。メダル獲得なら引退するつもりだったと涙ながらに告白。優勝は2時間23分14秒のマッシモ・スタノ(イタリア)、2位は2時間23分15秒の川野将虎(旭化成)。野田明宏(自衛隊体育学校)が2時間25分29秒の9位だった。
-
【世界陸上】サニブラウン、北口榛花は「原石から輝き放った」 日本陸連が8年の強化計画に手応え
2022.07.25日本陸上競技連盟は24日(日本時間25日)、オレゴン世界陸上の総括会見をオンラインで行った。この日最終日を迎えた同大会。日本陸連の有望若手育成プログラム「ダイヤモンドアスリート」が実を結び、山崎一彦監督は「ダイヤの原石から確実に輝きを放った」と総括した。
-
走り幅跳び・秦澄美鈴が涙「悔しくて仕方ない」 夢の世界陸上、届かなかった決勝の舞台
2022.07.24オレゴン世界陸上が23日(日本時間24日)、米オレゴン州ユージンのヘイワード・フィールドで第9日が行われた。女子走り幅跳び予選では、26歳の日本選手権女王・秦澄美鈴(シバタ工業)が2本目に6メートル39(追い風0.4メートル)。日本人6大会ぶり4人目の出場で予選敗退に終わり、悔し泣きした。
-
田中希実の誰も否定できない3種目挑戦 涙で終わった10日間、闘い続けた「恐怖」の感情【世界陸上】
2022.07.24オレゴン世界陸上が23日(日本時間24日)、米オレゴン州ユージンのヘイワード・フィールドで第9日が行われた。女子5000メートル決勝では、田中希実(豊田自動織機)が15分19秒35の12位。日本人初の個人3種目に挑戦した大会を終え、10日間で異例の5レースを走り抜いた。しかし、明確な結果を得られず、レース直後に大粒の涙。多種目出場に否定的な見方もある中、誰にも譲れない挑戦心があった。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
-
高校3連覇から8年後に辿り着いた世界陸上 100m障害・福部真子「準決勝でもう一度…」
2022.07.24オレゴン世界陸上が23日(日本時間24日)、米オレゴン州ユージンのヘイワード・フィールドで第9日が行われた。女子100メートル障害予選では、初出場の福部真子(日本建設工業)が12秒96(追い風0.5メートル)の5組4着(全体15番手)、青木益未(七十七銀行)が13秒12(向かい風0.4メートル)の6組5着(全体22番手)。日本初となる同一大会2人の準決勝進出を果たした。
-
「セーフです~!」 100m障害・青木益未が準決進出に安堵「いつもなら、あぁ~と…」【世界陸上】
2022.07.24オレゴン世界陸上が23日(日本時間24日)、米オレゴン州ユージンのヘイワード・フィールドで第9日が行われた。女子100メートル障害予選では、福部真子(日本建設工業)が12秒96(追い風0.5メートル)の5組4着(全体15番手)、青木益未(七十七銀行)が13秒12(向かい風0.4メートル)の6組5着(全体22番手)。日本初となる同一大会2人の準決勝進出を果たした。
-
北口榛花、快挙から一夜 行きつけになった日本食店が粋な対応「金メダルなら無料が…」【世界陸上】
2022.07.24オレゴン世界陸上が22日(日本時間23日)、米オレゴン州ユージンのヘイワード・フィールドで第8日が行われた。女子やり投げ決勝では、北口榛花(JAL)は63メートル27で銅メダルを獲得。五輪を含め、投てき種目日本女子初となるメダルの歴史的快挙を達成した。大会中に何度も訪れ、「行きつけ」になった日本食屋の米国人店主も大喜び。一夜明けた23日(同24日)、北口本人が来店すると、満面の笑みで祝福した。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
-
北口榛花を支えたチェコ人コーチの献身 日本の文化も受け入れた指導「簡単じゃない」【世界陸上】
2022.07.23オレゴン世界陸上が22日(日本時間23日)、米オレゴン州ユージンのヘイワード・フィールドで第8日が行われた。女子やり投げ決勝では、北口榛花(JAL)は63メートル27で銅メダルを獲得。五輪を含め、投てき種目日本女子初となるメダルの歴史的快挙を達成した。支えたのはやり投げ王国チェコのデービット・セケラックコーチ。意見をぶつけ合い、口論にもなる間柄だが、北口はコーチの“犠牲”に感謝した。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
-
日本やり投げ界の歴史を変えた北口榛花 今だから笑える「満遍なく辛かった」原石の重圧【世界陸上】
2022.07.23オレゴン世界陸上が22日(日本時間23日)、米オレゴン州ユージンのヘイワード・フィールドで第8日が行われた。女子やり投げ決勝では、北口榛花(JAL)は63メートル27で銅メダルを獲得。五輪を通じ、投てき種目日本女子初のメダル獲得という歴史的快挙を達成した。メダルではなく、あえて入賞を目標にした今大会。将来を嘱望された「原石」の一員として、周囲の期待と闘ってきた日々だった。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
-
世界陸上にいた81歳現役カメラマン マラドーナの「神の手」を撮った男の衰えない情熱
2022.07.22オレゴン世界陸上は米オレゴン州ユージンにて、連日熱戦が繰り広げられている。世界中の選手はもちろん、メディアも各国から集結。その中に世界のスポーツ史に残る1枚の写真を撮影した81歳のイタリア人カメラマンがいた。「THE ANSWER」の記者が直撃。1986年に生まれた伝説のシーンを振り返ってもらうと、仕事に向かう姿からは情熱が溢れていた。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
-
以前は「口論しても必ず負ける状態」 北口榛花、やり投げ王国チェコ人コーチと深めた絆【世界陸上】
2022.07.21オレゴン世界陸上は20日(日本時間21日)、米オレゴン州ユージンのヘイワード・フィールドで第6日が行われた。女子やり投げ予選では、日本記録保持者の24歳・北口榛花(JAL)が1投目に64メートル32を投げ、一発で22日(同23日)の決勝に進出。59メートル15で全体11位だった初出場の22歳・武本紗栄(佐賀スポ協)とともに日本勢11年ぶりのファイナルに進出した。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
-
日本人に愛されたカナダ記者、鬼のツイート連発の裏にあったプロ魂「日本を感じたかった」【世界陸上】
2022.07.19オレゴン世界陸上が15日(日本時間16日)に米オレゴン州ユージンのヘイワード・フィールドで開幕し、連日熱戦が繰り広げられている。世界中の選手はもちろん、メディアも各国から集結し、選手たちの姿を報道。その中の一人に日本人に“愛された”海外リポーターがいた。現地で取材する「THE ANSWER」の記者が直撃。後編では、抜群のリポート力を支える“プロ魂”について聞いた。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
-
たった一人の女子マラソン代表 涙の松田瑞生が背負った直前欠場2人の悔しさ、責任、重圧【世界陸上】
2022.07.19オレゴン世界陸上の女子マラソンが18日、米オレゴン州ユージンで行われ、27歳の松田瑞生(ダイハツ)が日本人大会最速2時間23分49秒の9位で入賞に届かなかった。一山麻緒(資生堂)、新谷仁美(積水化学)が新型コロナウイルス陽性で欠場。日本勢唯一の出場となり、混乱の状況下でド根性を見せた。「日の丸の責任」を背負ったレースだった。優勝は2時間18分11秒のゴティトム・ゲブレスラセ(エチオピア)。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)