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筋トレで元気も増す? 筋肉をつけると回り始める“活力のサイクル”の凄さ

「筋肉をつけようとする行為が元気を増してくれる」と岡田氏は語る【写真:荒川祐史】
「筋肉をつけようとする行為が元気を増してくれる」と岡田氏は語る【写真:荒川祐史】

活力を生むトレーニング法は? まずは「気負わず、楽しく」が第一歩

 ときどき「トレーニングをするとかえって疲れる」という方がいますが、運動後に疲れるのはしっかり体を使えた証拠。その後、栄養と睡眠をしっかりとり、体をきちんと回復させることが大切です。また、激しいトレーニングの直後は、自然と食欲が落ちる人も多い。これは、血液が筋肉に回っているために起こる、自然な現象です。トレーニング後、少し時間を置くと内臓に血液が回り、食べ物を消化する準備が整います。すると、「腹が減ったな」という流れになるので、安心してください。

 また、運動直後にプロテインを飲むと、食欲がわかない人もいます。その場合はプロテインを飲まない、または量を減らした方がいい。「筋量を増したいから」とプロテインを優先すれば、ますます食事が食べられなくなります。すると、回復に必要な栄養素が摂れなくなり、疲労が蓄積。結果、トレーニングの質が落ちるため、筋量も思うように増えないし、活力もなくなります。プロテインは成長に必要な最低限の量だけにする(タンパク質20g程度)、割り水を減らすなど、食欲に影響を及ぼさない飲み方を見つけましょう。

 さて、トレーニングの内容ですが、続けられるものであれば、どんなものでもいいです。確かに、足腰や体幹のデカイ筋肉を使って体を追い込むトレーニングのほうが、活力を生むには効率的です。前腕部のような小さな部位を一生懸命鍛えるよりも、間違いなく筋肉の量が増えるし、腹も減って食事もよく食べ、元気になります。しかし、そういった部位のトレーニングはキツイ。あまりにも辛いことを自分に課しては、結局、続きません。

 まずは気負わず、楽しく続けられるトレーニングから始めてください。例えば、胸、肩、腕、腹といった、効果が目に見えやすい上半身を中心に攻めて、たまに脚や背中(体幹)といった負荷の高いトレーニングをするとバランスもいいでしょう。

 筋トレを始めた瞬間から、トレーニングを頑張っているという高揚感が得られ、自信が出てきます。たった一回のトレーニングによる短期的なパンプアップであっても、目に見えるパーツであれば確かに効果を実感できます。これだけでも、「俺はやっている」「私は頑張っている」という気持ちから元気が湧く。筋肉の成長には時間がかかるものですが、こうした短期間の効果も見逃せない筋トレの力だと私は思っています。

(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

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岡田 隆

1980年、愛知県生まれ。日体大准教授、柔道全日本男子チーム体力強化部門長、理学療法士。16年リオデジャネイロ五輪では、柔道7階級のメダル制覇に貢献。大学で教鞭を執りつつ、骨格筋評論家として「バズーカ岡田」の異名でテレビ、雑誌などメディアでも活躍。トレーニング科学からボディメーク、健康、ダイエットなど幅広いテーマで情報を発信する。また、現役ボディビルダーでもあり、2016年に日本社会人ボディビル選手権大会で優勝。「つけたいところに最速で筋肉をつける技術」「HIIT 体脂肪が落ちる最強トレーニング」(ともにサンマーク出版)他、著書多数。バズーカ岡田公式サイトhttps://bazooka-okada.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビューや健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌などで編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(共に中野ジェームズ修一著、サンマーク出版)、『つけたいところに最速で筋肉をつける技術』(岡田隆著、サンマーク出版)、『カチコチ体が10秒でみるみるやわらかくなるストレッチ』(永井峻著、高橋書店)など。

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