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「大人がやっても楽しい」トランポリン 体験して面白さが知れる“飛ぶ”魅力

「高さと回数」に着目すると、知識がなくても楽しめる

 また、着床の瞬間、体が斜めに入ってしまえば、次のジャンプでは体が勝手に斜めの方向に飛んでいき、飛んだ先で真下に落下します。体は重力によって落下するため、どんなに空中でもがいても軌道の修正は不可能です。

 筋肉のバランスが悪いと、前傾したり、後傾したりする原因にもなり、毎回、技を入れながら、安定した姿勢を保って着床することが困難になります。そのため、いかにバランスよく筋肉をつけていくかが体作りの重要なポイントに。これは非常に繊細な作業で、トレーニングの種目、頻度、回数、セット数の調整が難しく、体を作り上げるまでにとても時間がかかります。

 ちなみに、「トランポリンの選手は他競技の選手よりもジャンプ力に勝るのか?」と聞かれますが、地面の上では特別、高くは飛べません。彼らは固い地面の上では体をうまく使えないんですね。ジャンプ力だけ見れば、バスケットボール選手などの方が断然、能力があります。

 さて、今回のテレビ中継でトランポリン競技を初めて観たという方は多いでしょう。今後、機会を見つけて是非、競技場に足を運び、選手たちの素晴らしい演技を観戦してほしいと思います。

 その際、「高さと回数」に着目すると、技の種類や難易度の知識がなくても楽しめます。

 会場に行くと、座席位置などを基準にジャンプの高さが測れるので、「この選手はいつも高い位置(または低い位置)で飛ぶな」「回数を重ねると段々、低い位置に下がるな」などが分かります。高い飛べる選手は滞空時間も長いので、技をかける上で有利です。一方、技をかければ空気抵抗も受けやすく、次も同じぐらい高く飛ぶのは難しくなります。このように高さを見るだけでも、選手の特徴や10回の演技の流れを楽しめます。

 また、10回のジャンプをカウントしながら観るだけでも、ドキドキハラハラします。一つのミスで大会にかけてきた選手たちの挑戦は終わります。たとえ9回まで飛べでも、勝負の行方はわかりません。「あと1回、成功すればパーフェクトだったのに!」ということも起こりますし、一回一回のジャンプに手に汗握ります。

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中野ジェームズ修一

スポーツトレーナー

1971年、長野県生まれ。フィジカルトレーナー。米国スポーツ医学会認定運動生理学士(ACSM/EP-C)。日本では数少ないメンタルとフィジカルの両面を指導できるトレーナー。「理論的かつ結果を出すトレーナー」として、卓球・福原愛、バドミントン・藤井瑞希らの現役時代を支えたほか、プロランナー神野大地、トランポリン競技選手など、多くのトップアスリートから信頼を集める。2014年以降、青山学院大駅伝チームのフィジカル強化指導を担当。東京・神楽坂に自身が技術責任者を務める会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB100」がある。主な著書に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(サンマーク出版)、『青トレ 青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』(徳間書店)、『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』(日経BP)などベストセラー多数。

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)、『つけたいところに最速で筋肉をつける技術』(岡田隆著、以上サンマーク出版)、『走りがグンと軽くなる 金哲彦のランニング・メソッド完全版』(金哲彦著、高橋書店)など。

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