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ブラント、V2に疑いの余地なし? 1週前にラーメン、村田の好調は歓迎「喜ばしい」

12日に行われるボクシングのWBA世界ミドル級(72.5キロ以下)タイトルマッチ(エディオンアリーナ大阪)の前日計量が11日、大阪市内のホテルで行われ、両者とも一発パスした。前王者・村田諒太(帝拳)は72.3キロ、王者ロブ・ブラント(米国)は72.2キロだった。昨年10月に米ラスベガスで行われた試合で村田から王座奪取したブラント。2月に初防衛に成功し、約9か月ぶりとなる村田との再戦に臨む。

前日計量に一発パスしたブラント【写真:浜田洋平】
前日計量に一発パスしたブラント【写真:浜田洋平】

計量後に20秒のフェイスオフで火花、2度目の防衛成功に疑問の余地なし

 12日に行われるボクシングのWBA世界ミドル級(72.5キロ以下)タイトルマッチ(エディオンアリーナ大阪)の前日計量が11日、大阪市内のホテルで行われ、両者とも一発パスした。前王者・村田諒太(帝拳)は72.3キロ、王者ロブ・ブラント(米国)は72.2キロだった。昨年10月に米ラスベガスで行われた試合で村田から王座奪取したブラント。2月に初防衛に成功し、約9か月ぶりとなる村田との再戦に臨む。


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 自信を持って計量台に乗った王者は、村田とのフェイスオフで目を大きく見開いた。数センチの距離で火花を散らす。カメラマンから無数のフラッシュを浴びた瞬間を楽しむ余裕すら漂わせた。にらみ合いは約20秒に及び、互いの気迫がこもった“恒例行事”をブラントはこう振り返る。

「村田選手が準備できている証拠だと思う。自分もエキサイティングな気持ちになれる」

 通常より1週間ほど早い6月28日に早期来日。帝拳ジムで午前10時から練習し、相手陣営をシャットアウトして調整してきた。今回から新しい栄養士を帯同させ、一日3食、1週間前にはラーメンを食べるなど、余裕を持った減量で計量もクリア。しかし、完璧に準備が進んだのは村田も同じ。2度目の防衛成功を目指す王者は、ベストコンディションで殴り合うことを歓迎した。

「村田選手は前回より体調が良さそうに見える。それは私にとっても、いい試合ができることだと思うので喜ばしいことだ」

 米メディアでは、村田に勝利した後、カネロこと最強王者サウル・アルバレス(メキシコ)との統一戦を熱望していることが伝えられている。前回は村田をスピードで圧倒し、大差判定勝ちを収めた。前回と同様の展開に引きずり込み、9か月間で変化を加えた村田に対応できるのか。自信満々の王者の胸の内に疑問の余地はないようだ。

(THE ANSWER編集部)




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