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“相思相愛”の引退— NBAの名手が愛する球団に電撃凱旋 胸に秘めた万感の想いとは

NBAボストン・セルティックスは17日、2016-17シーズン限りでの現役引退を発表していたポール・ピアースとの契約を発表。オールスター出場10度を誇るベテランは、プロ入りから15年を過ごした愛するチームの一員として、キャリアにピリオドを打った。

昨季限りで現役を引退したピアースがセルティックスと”1日契約”

 NBAボストン・セルティックスは17日、2016-17シーズン限りでの現役引退を発表していたポール・ピアースとの契約を発表。オールスター出場10度を誇るベテランは、プロ入りから15年を過ごした愛するチームの一員として、キャリアにピリオドを打った。

 まさに「相思相愛」の最後だった。

 1998年にドラフト1巡目10位で名門セルティックス入りしたピアースは、1年目から中心選手として活躍。勝負強いプレーで3年目の2000-01シーズンには平均得点を20点の大台に乗せ、翌年からは5年連続でオールスター出場も果たすなど、“ザ・トゥルース”(本物)の愛称で親しまれた。

 2007-08シーズンには、移籍してきたスター選手のケビン・ガーネット、レイ・アレンととも「ビッグ3」を結成。シーズン66勝を挙げると、リーグ優勝を懸けたファイナルでは平均21.8得点、4.5リバウンド、6.3アシストをマークし、自身初、チームとしても22年ぶり17回目のリーグタイトルを手にした。ピアースは見事ファイナルMVPに輝いている。

 カンファレンス最下位からNBAの頂点まで酸いも甘いもかみ分けたピアースはその後、2013-14シーズンにブルックリン・ネッツへと移籍し、ワシントン・ウィザーズ、ロサンゼルス・クリッパーズを渡り歩いた。それでも、セルティックス在籍15年間で記録した3点シュート成功数(1823本)、フリースロー成功数(6434本)、スティール数(1583本)は球団史上歴代トップ。通算2万4021点も同2位と、セルティックスと共に歩んだNBA人生だった。

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