世界王座は日本人が独占中、比嘉の発言に会場笑い「みんな強いので…」

　再び巡ってきた世界挑戦のチャンス。会見で隣に座った王者の方向を見ながら「良い表情をしていますね。一番盛り上がる試合になると思うので、よろしくお願いします」と闘志。前回の対戦からの相手の成長にも警戒した。

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「濃い試合をこなして、強い王者に勝ってきている。互いにこの4年でどう変わったのか、明後日見られるんじゃないかと思います」

　自身はWBC世界フライ級王者時代にデビューから15戦連続KO勝利の日本タイ記録を樹立した。しかし、3度目の防衛戦だった2018年4月に体重超過で王座を剥奪。6年10か月ぶりに世界王座に就けば、国内では高山勝成の5年11か月を上回る最長ブランクとなる。

　バンタム級の世界王座は日本人が独占中。「今後は誰とやっていきたいか。みんな強いのであまり誰ともやりたくない」と会場を笑わせ、「とりあえず明後日の試合に集中します」と視線をリングに移した。

○…同興行では、WBC世界バンタム級王者・中谷潤人（M.T）が同級6位ダビド・クエジャル（メキシコ）と3度目の防衛戦を行う。WBOアジアパシフィック（AP）バンタム級王者・那須川天心（帝拳）も、同級ノンタイトル10回戦で前WBO世界同級王者ジェイソン・モロニー（オーストラリア）と対戦。他のバンタム級王座はIBFに西田凌佑（六島）、WBOに武居由樹（大橋）が就き、日本人が主要4団体を独占している。