自分の立ち位置?「挑戦者です」 対戦相手のごもっとも発言、王者・堤聖也が思わず笑み

比嘉の発言には思わず笑みも
2人はアマチュアだった高校時代からの親友。プロでも2020年10月に対戦し、引き分けだった。比嘉は昨年9月にWBO王者・武居由樹に敗れ、一度は引退を決断。同10月に堤が井上拓真から王座を奪い、比嘉は堤戦が舞い込んだことで翻した。
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性格も、技術も互いに知り尽くしたカード。定期的に食事にも出かける仲だ。「アイツはいいやつ」と挑戦者の少し“抜けた”キャラクターにも好意的な堤は、会見の言葉に笑いを堪えきれない場面があった。
計量までの過ごし方を問われた比嘉は「あともうちょっとなので、横になりながら待っておこうかなと思います」とコメント。堤はうつむきながらニヤリと笑う。さらに日本人が世界王座を独占するバンタム級での立ち位置について、比嘉は「挑戦者ですね」とごもっともな答え。「みんな強いのであんまり誰ともやりたくない」と会場の笑いを誘うと、堤は思わず呆れるように笑みを浮かべた。
23日の前日計量を前に、夜に汗を出して最終調整。自身の立ち位置を客観的に測りながら初防衛戦を迎える。
「(前回対戦した)4年前とは互いに全然違うのは明らか。正直、そこは気にしていない。比嘉選手の直近の試合を見て、バンタム級でも世界王者になる実力があると僕は思っている。強い選手との試合だなという心構えでいます。
僕は今、バンタム級で一番新しい世界王者。この試合でいろいろと評価されるんじゃないかなと思っています。とりあえずは比嘉戦のことしか考えたくないですね、2日前なのでね。この試合だけを考えています」
○…同興行では、WBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M.T)が同級6位ダビド・クエジャル(メキシコ)と3度目の防衛戦を行う。WBOアジアパシフィック(AP)バンタム級王者・那須川天心(帝拳)も、同級ノンタイトル10回戦で前WBO世界同級王者ジェイソン・モロニー(オーストラリア)と対戦。他のバンタム級王座はIBFに西田凌佑(六島)、WBOに武居由樹(大橋)が就き、日本人が主要4団体を独占している。
(THE ANSWER編集部)
