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駒大高が2年ぶり全国へ “勝負の世代”の帝京撃破 監督「ドンと構えてやれと」

第97回全国高校サッカー選手権の東京都大会は、17日に駒沢陸上競技場で決勝を行い、Bブロックは駒大高が2-1で帝京を下した。帝京は、FC東京の育成組織から入部し、1年次から主力として活躍してきたFW佐々木大貴、赤井裕貴、MF三浦颯太(いずれも3年)の3人がチームをけん引してきた世代で注目されていたが、一歩及ばなかった。

帝京を破って2年ぶり全国出場を決めた駒大高【写真:平野貴也】
帝京を破って2年ぶり全国出場を決めた駒大高【写真:平野貴也】

選手権東京B決勝、駒大高が注目世代の帝京を破って4度目の全国切符

 第97回全国高校サッカー選手権の東京都大会は、17日に駒沢陸上競技場で決勝を行い、Bブロックは駒大高が2-1で帝京を下した。帝京は、JリーグFC東京の育成組織から入部し、1年次から主力として活躍してきたFW佐々木大貴、赤井裕貴、MF三浦颯太(いずれも3年)の3人がチームをけん引してきた世代で注目されていたが、一歩及ばなかった。

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 全国大会の切符を手にしたのは、持ち味の高さと強さを見せつけた駒大高だった。前半7分、ロングスローでゴール前に混戦を生み出すと、江藤惇裕(3年)が右足でシュート。こぼれ球を狙ったMF涌井蓮(3年)のヘディングシュートは、クロスバーに弾かれたが、FW羽鳥陽祐(3年)が頭で押し込んだ。さらに前半26分、FKのこぼれ球を涌井がゴール前へ送り、主将を務めるDF齋藤我空(3年)がワンタッチでゴール。前線で体を張るプレーが目立ったFW原田大渡(2年)は「最初は駒澤の特徴である迫力、高さを生かして行こうと話をしていて、良い入りができた」と前半の手ごたえを話した。

 ただし、後半は帝京のペースとなった。三浦と佐々木がプレッシャーに負けずにボールをキープして前を向いて攻撃を組み立て、左DF石井隼太(2年)の高精度クロスなどで反撃。後半21分に中央の混戦でボールを奪い返した佐々木がシュートを決めて1点を返した。駒大高は激しいプレッシングを伝統的に得意としているが、後半が始まってすぐに引いて守るブロックに切り替えた。駒大高の大野祥司監督は「相手は、みんな良い選手。(ドリブルや細かいパス交換で仕掛けてくるだろうけど)ボールウォッチャーにだけはなるな。首を振ったり、体の向きを変えたりしながら、(ボールを奪えなくても、やられているのではなく)パスを回させているというくらいの気持ちでドンと構えてやれという話をした。無理にプレスに行ったらはがされる。そこは徹底してやってきた」と、強い警戒心を持って相手の攻撃を受け止めた展開を振り返った。

 帝京は最後まで攻撃し続けたが、駒大高は徹底的に体を張ってゴールを死守。帝京は、同点に追いつくことができなかった。勝ち切った駒大高は、2年ぶり4度目の全国大会出場となる。前回出場時は、全国大会で8強入り。主将の齋藤は1年生でメンバー入りし、当時を経験している。しかし「正直に言うと、2年前は個々に力があって、(東京で)優勝するんだろうなと思いながらやっていた。でも、今年はここまでの大会で結果が出ていなくて、無理なんじゃないかと思った。でも、応援を含めてまとまりが出てきて、勝てた」と異なる道のりを歩んできた1年を振り返った。相手の能力を見せられながら、それでも粘り勝つチームになってきた。全国大会の抽選会は、19日に行われる。4度目の挑戦で、先輩たちの背中を追いかける。

(平野 貴也 / Takaya Hirano)

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