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大坂、世界2位に惜敗 2時間超死闘も連敗、自力突破消滅… 左足違和感の仕草も

女子テニスのツアー最終戦、WTAファイナル(シンガポール、DAZN独占生中継)は24日、1次リーグ第2戦で世界ランク4位・大坂なおみ(日清食品)が同2位のアンゲリク・ケルバー(ドイツ)に4-6、7-5、4-6で2戦連続2時間超の死闘の末に敗れ、2連敗となった。

左太もも裏を気にするような仕草を見せた大坂なおみ【写真:小林 靖】
左太もも裏を気にするような仕草を見せた大坂なおみ【写真:小林 靖】

ケルバーにフルセット負け、第2試合次第で敗退確定も、左太ももを再三気にする仕草

 女子テニスのツアー最終戦、WTAファイナル(シンガポール、DAZN独占生中継)は24日、1次リーグ第2戦で世界ランク4位・大坂なおみ(日清食品)が同2位のアンゲリク・ケルバー(ドイツ)に4-6、7-5、4-6で2戦連続2時間超の死闘の末に敗れ、2連敗となった。この時点で自力突破が消滅。第2試合でキキ・ベルテンス(オランダ)がスローン・スティーブンス(米国)に勝てば、大坂は第3戦を待たずして敗退が決まる。


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 大坂のサービスから始まった第1セットは互いに1度もポイントも奪えず、ブレークし合う波乱の立ち上がり。しかし、第3ゲームで再び、大坂にミスが多く出た。ブレークを許し、リズムを握られた。以降はキープする展開。第9ゲームには思わずケルバーも拍手が送ったほどのスーパーショットも飛び出したが、4-5で迎えた第10ゲームは40-0と攻めながら決め手を欠き、5度のブレークポイントを奪い切れず。デュースの末にセットを落とした。第1セットは相手の倍となる16のアンフォーストエラーが響いた。

 第2セットは大坂が勝利への執念を見せた。ストローク戦で粘り、第2ゲームで先にブレークを奪取した。直後にブレークバックを許し、大坂はこのあたりから左太もも裏を気にするような仕草を見せるようになったが、動じない。以降も互いに1度ずつブレークして迎えた第9ゲーム、大坂が先にワンブレークダウンとなったが、今度は落とせば敗戦の崖っぷちで意地のブレークバック。さらに、第12ゲームでケルバーのサービスを奪取し、ついに第2セットを奪い、2戦続けてファイナルセットに持ち込んでみせた。

 最終セットは立ち上がりから譲らず、キープする展開。第6ゲームはケルバーが2度のダブルフォルトを犯したが、大坂も決め切れず。直後にゲームポイントを握りながら、自らのダブルフォルトも絡んでブレークを許す痛恨の展開。以降、流れを取り戻すことができず、そのまま敗れた。

 初出場の大坂は大会前からESPNの格付け、英ブックメーカーのオッズで優勝候補に推されていたが、初戦のスティーブンス戦で敗戦。崖っぷちに追い込まれていたが、連敗となり、逆転突破の可能性が残りかはこの後の第2試合ベルテンス―スティーブンス戦の結果次第となった。

(THE ANSWER編集部)

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