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井上尚弥の“最強論争”に伝説ホプキンスが言及 クロフォードとの比較「この2人だったら…」

ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者となった井上尚弥(大橋)。2階級4団体統一の快挙を成し遂げ、5日(日本時間6日)には世界で最も権威あるボクシングの米専門誌「ザ・リング」の2023年「Fighter of the Year」(年間最優秀選手)に日本人初選出されるなど、その評価をさらに高めている。一方、海外では世界ウェルター級で4団体統一したテレンス・クロフォード(米国)を年間最優秀選手に推す声もあるが、世界ミドル級タイトルを20度も防衛したバーナード・ホプキンス氏(米国)も、この論争に頭を悩ませている様子だった。

井上尚弥【写真:荒川祐史】
井上尚弥【写真:荒川祐史】

井上尚弥はリング誌の年間最優秀選手に選出

 ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者となった井上尚弥(大橋)。2階級4団体統一の快挙を成し遂げ、5日(日本時間6日)には世界で最も権威あるボクシングの米専門誌「ザ・リング」の2023年「Fighter of the Year」(年間最優秀選手)に日本人初選出されるなど、その評価をさらに高めている。一方、海外では世界ウェルター級で4団体統一したテレンス・クロフォード(米国)を年間最優秀選手に推す声もあるが、世界ミドル級タイトルを20度も防衛したバーナード・ホプキンス氏(米国)も、この論争に頭を悩ませている様子だった。


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 米専門メディア「ファイトハイプ」公式YouTubeチャンネルに登場したのは、49歳3か月という世界王座獲得最年長記録を誇るホプキンス氏。2004年にはミドル級で史上初めて4団体統一の偉業を成し遂げている伝説的ボクサーは「現在のパウンド・フォー・パウンド(PFP)王者は誰?バド(クロフォード)、それとも日本のザ・モンスター?」と質問されると「この2人だったら、世間的にも五分五分だと思う。これは一方的じゃない」とコメントしている。

 ホプキンス氏も答えは出せない様子で「これまでだったら、この質問にすぐに返せたんだが、今は良いことだが、誰とはすぐに返答できない。今年は(両選手)良い戦いをしていたし、正しい戦いだった。議論を分けることになるから、これは大事なことだ」とも発言している。

 井上とクロフォードは、全17階級あるボクサーの実力を比較し、体重差がなかった場合の最強選手をランキング化した「PFP」でも首位論争を巻き起こしている。現役時代は自身もPFPを争っていたホプキンス氏は「当時は馬鹿馬鹿しい意見ばかりだった」と振り返りつつ「でも今はクリアにして2024年をスタートさせるのが大切だ」とも語っている。

 36歳のクロフォードと自身のスタイルが似ているとの声には「ああ、そうだな。テレンスは野獣だ」と認めつつ「彼は再び自分自身を証明するのを待っているだろう。しかし、20代や30代前半で待っているときと、30代後半では違うんだ。時間が不利にさせる。時は無敗なんだ」と、クロフォードには“老い”との戦いも待ち受けていると指摘した。

(THE ANSWER編集部)



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