「パリ五輪へこの階級は熾烈」 柔道・24歳舟久保遥香のGS東京初Vに代表監督称賛
柔道のグランドスラム(GS)東京大会初日が3日、東京体育館で行われた。女子57キロ級決勝では、舟久保遥香(三井住友海上)が東京五輪銅メダルの芳田司(コマツ)に1分36秒の一本勝ち(横四方固)で大会初優勝。今大会は来年5月の世界選手権(ドーハ)代表選考会の一つとなっている。
柔道グランドスラム東京
柔道のグランドスラム(GS)東京大会初日が3日、東京体育館で行われた。女子57キロ級決勝では、舟久保遥香(三井住友海上)が東京五輪銅メダルの芳田司(コマツ)に1分36秒の一本勝ち(横四方固)で大会初優勝。今大会は来年5月の世界選手権(ドーハ)代表選考会の一つとなっている。
得意の寝技で早々に勝負を決めた。開始1分過ぎ、舟久保が寝技に持ち込んで横四方固へ。抜け出そうとする芳田を封じ、完勝した。10月の世界選手権は悔しい2位。GS東京と大阪を含めて初優勝した24歳は「反省してしっかり自分の柔道をしようと思っていた。(世界選手権の映像は)そこまで見返したわけではないですが、しっかり反省すべきところはしてきました」と結果を出した。
女子日本代表の増地克之監督も「舟久保は世界選手権での悔しさがあった。彼女の寝技をしてワンチャンスをものにした」と称賛。一方、芳田についても「東京五輪で悔しい想いをしている。パリ五輪に向けてこの階級は熾烈を極めると思います」と今後の代表争いに触れた。
27歳の芳田は2017年以来の優勝は届かず、「調子はよかったと思います」と淡々。「改善するところはたくさんある。(自分の動きを)見透かされていた。私も寝技が得意と思っている。とにかく小さくならず、自分の柔道をしようと真っ直ぐにいきました」と振り返った。
(THE ANSWER編集部)