[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

延べ147人が参加 Jリーガーも輩出した“神イベント”「合同セレクション」って何?

サッカー界における冬の風物詩の一つである、Jリーグ合同トライアウト。所属先から契約更新されなかった選手が、選手の獲得を希望するクラブ関係者の前でプレーを披露するのだが、その“アマチュア版”ともいえるイベントが行なわれている。関西リーグ1部のおこしやす京都ACが主催する「合同セレクション」である。

ピッチサイドから選手たちのプレーに熱い視線を送る視察チームのスタッフ【写真:SPORTS X】
ピッチサイドから選手たちのプレーに熱い視線を送る視察チームのスタッフ【写真:SPORTS X】

選手とチームの懸け橋に「このセレクションは神のような存在」

 サッカー界における冬の風物詩の一つである、Jリーグ合同トライアウト。所属先から契約更新されなかった選手が、選手の獲得を希望するクラブ関係者の前でプレーを披露するのだが、その“アマチュア版”ともいえるイベントが行なわれている。関西リーグ1部のおこしやす京都ACが主催する「合同セレクション」である。


【注目】CW-Xを川澄奈穂美選手がお試し 運動パフォーマンスを支える「股関節サポート機能」って?(W-ANS ACADEMYへ)

 参加するのは、J3より一つ下のカテゴリーにあたるJFL、さらにその下の地域リーグ(全国9地域)や都道府県リーグに所属する選手が中心。平均年齢は22~23歳で、ここ数年は大学4年生や高校3年生の参加も増えている。2010年度にスタートし、近年は関東、関西、東海の3会場で開催されている。今年度も昨年12月に関東、1月に関西、東海地区で行なわれ、3会場で延べ147人の選手が参加した。視察するチームも、地域リーグや都道府県リーグのチームを中心に3会場で延べ87チームを数えた。

 選手にとっては1日に多くのチームに自分を売り込むことができ、視察チームにとっても多くの選手のプレーを直に見ることができる。双方にとってメリットが大きいのもイベントの特徴だ。視察に訪れたアルティスタ浅間(北信越1部)の森川達矢GMは、「地域リーグのチームだと現場とフロントを兼務しているスタッフが多くて、組織立ったリクルーティングができない。そんなチームにとって、このセレクションは神のような存在」と賛辞を惜しまない。

 選手とチームをつなぐイベントとして認知度が高まっているが、最近では新たな可能性を見せている。2016年度からスポンサーがつき、複数の企業が支援を行なうようになっている。中でも存在感を増しているのが人材紹介系の企業・団体だ。企業側からすれば若い人材の確保が難しくなっており、選手側からすればキャリア(仕事)への意識が高まっている近年の世相を反映しているといえるが、今年度も人材紹介系で3つの企業・団体がスポンサーとして名を連ねた。

1 2
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
UNIVAS
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集