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サッカー界に多い「足の甲の骨折」 どう対処すればいい? 専門家が考える予防策は…

手術を受けた場合の全治は平均2~3か月、筋トレや有酸素運動でリハビリを行う

 他にも発生の要因はあります。硬いグラウンドでのトレーニング、止まりやすいスパイク、栄養面の問題、股関節や足首の可動域の問題、筋力の問題、外側荷重、O脚など骨格上の問題などです。

 骨が付くことを骨癒合(ゆごう)と呼びますが、この箇所は血流が乏しいために、癒合がなかなか進みません。そして、骨格上の問題など改善が難しい要因の影響などにより、再骨折のリスクも高い骨折です。今回のネイマール選手の骨折も海外の報道を見る限り、この「Jones骨折」の可能性もあると思います。

 治療法も2種類あります。装具などで固定する保存療法を選択する事もありますが、骨がつくまでに時間がかかるケースがあります。確実に骨を付けたい場合、もしくは早期に競技復帰を目指す場合は、手術を選択する事もあります。

 Jones(ジョーンズ)骨折の場合は、再発を防ぐ目的でスポーツ選手は手術を選択するケースが多いと思います

 手術の場合、比較的早くリハビリを開始できるケースもある為、パフォーマンスを早く戻せることが期待できます。個人差がありますが、復帰までに平均すると2~3か月を要することが多いとされています。

 一般的な治療としては、早く骨が付くように超音波など物理療法を行いながら、筋トレやバイク、プールなど、心肺機能や筋力をなるべく維持するようなリハビリを行います。患部の痛みや骨癒合状態を確認しながら、少しずつランニングやボールを使ったトレーニングに移行していきます。

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新盛 淳司

芝浦田町スポーツ整骨院・はり治療院院長

柔道整復師、鍼灸師

新浦安しんもり整骨院入船院、新浦安しんもり整骨院今川院代表も務める。関節ニュートラル整体普及協会会員。サッカー元日本代表MF中村俊輔さんをセルティック時代から専属トレーナーとして支えるなど、トップアスリートのケアにも従事。

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