スマホ疲れに効果的、自宅でできる“目トレ” 子どもたちにプロ野球トレーナーが伝授
家族と一緒にゲーム感覚で機能回復を
(エクササイズ3)
次にコーチは選手の前に立ちます。選手は基本姿勢を保ちます。2つのボールを頭の上から顔の前を通るように離してキャッチ出来るようにするトレーニングです。最初はボールが見える位置(死角にならない位置)で始めてください。慣れてきたら2つのボールの位置を横に広げて難易度を上げていっても良いですし、ボールの位置を少し高くして見えない位置からスタート(死角)しても面白くなります。
(エクササイズ4)
選手は基本姿勢をとって、コーチが横からボールを投げ込みます。選手は正面に視点を固定しておいてください。飛んできたボールを手でブロックするようにしてください。バリエーションは上記と同じです。
この他にもバリエーションを考えながら、トレーニングすると楽しめると思います。例えば最初に上げた8つの能力を考慮しながら、部屋の明るさを変えたり、ボールに数字を書いたり、アニメの主人公を張り付けそれを当てたり、また赤色と黄色にだけ反応するなどオリジナルのエクササイズを加えてみるのもいいでしょう。
その他、片目で上記のトレーニングを行ったり、メガネに紙を張り付けて視野を狭くしたりするのも一つです。体幹も鍛えるなら片足立ちで同様のメニューを行うのも効果的です。もし自分がコーチなら、腹筋で起き上がるときにボールを投げ込んだりするかもしれませんね(笑)。
気分が落ち込んでしまいがちな状況ですが、トレーニングをしながらご家族で楽しい時間が過ごせると良いですね。
(石井 雅也 / Masaya Ishii)