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現役引退か否か 「リングが怖かった」伊藤雅雪はなぜ、再び戦う道を選んだのか

「ボクシングを続けていて良かった」と振り返る伊藤雅雪【写真:荒川祐史】
「ボクシングを続けていて良かった」と振り返る伊藤雅雪【写真:荒川祐史】

現役続行、米国進出で「ボクシング観が変わりました」

 滞在期間は伸びた。1週間、2週間、そして1か月。ボクシング観が変わった――。伊藤はそう言葉を続ける。

「ボクシング観は変わりました。今まで何も考えてやってなかったんだなと。技術だけじゃなくて、精神的にも図太くなりましたね。1人でも、どこでも生きていけるなと。孤独が怖くなくなったというか。今は世界王者になったことで、周りがサポートしてくれる。だけど自分は周りに頼りきりにはしない。自分を見失わないことが大事だと思っています。鈍感さがないと、特に海外では、どこの地でも試合ができないと思っています」

 世界王者になっても、フライトやホテルの手配など、諸々の準備はすべて自分で行っているという。言葉の苦労は尽きないが、元来のポジティブな性格も幸いした。日本と米国を行き来するのは「東京から大阪へ行く感覚と同じ。特別感はありません」と笑う。

 初めての敗戦から半年後、OPBF東洋太平洋フェザー級王座決定戦に勝利。自身初めてのチャンピオンベルトを手にした。以来、再び白星街道をひた走り、世界のベルトも手にした。試合前には必ずロスのジムで仕上げ、リングに上がる。米国の環境が伊藤を確かに成長させた。

「ボクシングを続けていて良かった。本当に思った以上の結果が出ています。世界チャンピオンになれるなんて思っていなかった。今のような状況は思ってみませんでした。

 自分自身、色々な可能性がまだまだあると思っています。夢は続きます。これからどうなるかわからない。例えばパッキャオだって、最初からパッキャオになるって思ってなかったと思う。だから自分もそういう夢をみていきたいなと思います」

 パウンド・フォー・パウンドで1位に君臨するロマチェンコとの対戦を、ボクシング人生の集大成として掲げる伊藤。自身の未来が大きく拓けることとなるへリングとのV2戦はまもなくだ。ボクシング人生に終止符を打とうと思ったあの日から4年。2度目の米国のリングで強く、成長した姿を披露する。

(THE ANSWER編集部・角野 敬介 / Keisuke Sumino)

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