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2027年ラグビーW杯日本代表最新序列 登録33人の輪郭は…1~2枠の余白、エディーHCが口にした「大学生」は誰だ

吉田宏氏が考える日本代表想定W杯スコッド
吉田宏氏が考える日本代表想定W杯スコッド

FWはほぼ輪郭が見えた? 熾烈な33人枠争いを読む

【FW第1列:PR・HO】

【注目】女性のバストは「激しく揺れている」 競技パフォーマンスに影響する可能性も…研究員が語る運動時の衝撃の大きさ(W-ANS ACADEMYへ)

 33人というW杯メンバーを考えると、多くのポジションが2人ずつ選ばれることになるが、代役が効かないことに加えて、スクラムという試合の趨勢を決める重要な仕事も踏まえると、左右PR、HOと3人ずつの選考が定石だ。PRに関しては、2024年の第2期エディージャパン発足当時から招聘される岡部崇人(横浜キヤノンイーグルス)、竹内柊平(東京サントリーサンゴリアス)が主力として定着して、同じく初年度から選ばれる為房慶次朗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)、そして無類のスクラムの強さをみせる紙森陽太(同)が並ぶ。そこに、今季から抜擢された関西学院大4年生の大塚壮二郎、静岡ブルーレヴズ2年目の稲場巧が、代表1年目でスクラムもさることながら、ルースプレーでのフィジカルの強さも含めて急速に評価を高めている。

 HOでは、攻守にフィールドプレー、ワークレートで貢献する原田衛(東芝ブレイブルーパス東京)、江良颯(S東京ベイ)が1、2番手を争い、元No8の機動力が持ち味の佐藤健次(埼玉パナソニックワイルドナイツ)がトップ3を占める。PRの大塚に関しては、国内フロントローでもトップクラスのフィジカリティーをテストマッチでも披露し、デビュー8試合で2トライと実績も残す。将来性抜群の存在である一方、大学でのプレーや単位取得もある中で、この先どこまで代表での経験値アップに時間を割けるかがキーになる可能性もある。

【FW第2列:LO】

 9月の代表戦は調整のため不参加ながら、主将としての評価も高まるワーナー・ディアンズ(BL東京)、ハリー・ホッキングス(東京SG)、マイケル・ストーバーグ(BL東京)という200cm超えの3人が2枠をローテーションするパターンが定着。そこに、195cmながら2m級の選手と互角の跳躍力、フィールドプレーでの判断力、ワークレートとスキルの高さが魅力の3列(No8)兼務のジャック・コーネルセン(埼玉WK)で、ほぼLOのポジションは回していける。この4人に食い込む可能性を秘めるのが、9月の合宿から代表本格参加を遂げたルアン・ボタ(S東京ベイ)だ。フィットネスでは先に挙げた3人の200cm級に劣るのが難点だが、205cm、120kgのサイズを武器に局地戦でのパワフルな推進力は、この顔ぶれの中でも際立っている。もし、エディーがLO勢にフィジカルパワーで上乗せを求めるなら、33人枠に食い込む可能性もある。

【FW第3列:FL・No8】

 2008年の代表デビューから不動のバックロー(BR)として活躍を続けるリーチマイケル(BL東京)の後を継ぐ存在に成長を続けるベン・ガンター(埼玉WK)、そしてガンターをサポートするようにワークレートと状況に応じた判断力の高さが光る下川甲嗣(東京SG)が欠かせない存在に成長。リーチが控えに回ることで、厚みを増す編成が組めるようになった。ここに、昨秋の代表デビューで、タックル、ブレークダウンと接点でのファイトで圧倒的な戦闘力を示したタイラー・ポール(S東京ベイ)、先に触れたコーネルセン、同じくLO兼務でワークレートと腕(かいな)力の強さを兼ね備えるエセイ・ハアンガナ(浦安D-Rocks)、そしてBKとのダブルコードで存在感を増すティアナン・コストリー(神戸S)と戦力充実を加速させる。

 No8は、ゲームプランの遂行力などコーチが求めるプレー、ゲーム中に選手が求める役割を着実に履行する堅実さでマキシファウルア(S東京ベイ)が評価を高め、そこに23年W杯でもフィジカルに加えて爆発的なスピードでインパクトを残したファカタヴァアマト(リコーブラックラムズ東京)が加わると、個性の異なる2枚が揃う。LOも兼ねるファカタヴァの資質は誰もが認めるところだが、その一方で今季ここまでのプレー時間「0」が示す通り、怪我の多さが懸念材料だ。W杯が1年後に近づく中で、コンディションの不安定さが続けば、セレクションでも大きなマイナス要素になる。この2人に、LO兼務のコーネルセンがメンバー編成次第で8番に下がってくる。FL陣に、リーチ、コストリーら、No8でのプレー経験も少なくない選手が揃うのもプラス材料だ。

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吉田 宏

サンケイスポーツ紙で1995年からラグビー担当となり、担当記者1人の時代も含めて20年以上に渡り365日欠かさずラグビー情報を掲載し続けた。1996年アトランタ五輪でのサッカー日本代表のブラジル撃破と2015年ラグビーW杯の南アフリカ戦勝利という、歴史に残る番狂わせ2試合を現場記者として取材。2019年4月から、フリーランスのラグビーライターとして取材を続けている。長い担当記者として培った人脈や情報網を生かし、向井昭吾、ジョン・カーワン、エディー・ジョーンズら歴代の日本代表指導者人事などをスクープ。ラグビーW杯は1999、2003、07、11、15、19、23年と7大会連続で取材。

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