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敗退なでしこ、涙を美談で終わらせるな 永里亜紗乃の目「本当にW杯に全て懸けたか」

サッカーの女子ワールドカップ(W杯)フランス大会は25日、決勝トーナメント1回戦で日本代表はオランダ代表に1-2で敗れ、8強進出を逃した。終了間際に与えたPKが決勝点となり、涙をのんだなでしこジャパン。前回大会の準優勝メンバーで現地観戦した解説者・永里亜紗乃さんは戦いぶりをどう見たのか。「THE ANSWER」で大会についても総括してもらった。

なでしこジャパンは8強進出を逃した【写真:Getty Images】
なでしこジャパンは8強進出を逃した【写真:Getty Images】

前回準Vメンバーが見た16強敗退の理由「結果を切り取っても危機感募るばかり」

 サッカーの女子ワールドカップ(W杯)フランス大会は25日、決勝トーナメント1回戦で日本代表はオランダ代表に1-2で敗れ、8強進出を逃した。終了間際に与えたPKが決勝点となり、涙をのんだなでしこジャパン。前回大会の準優勝メンバーで現地観戦した解説者・永里亜紗乃さんは戦いぶりをどう見たのか。「THE ANSWER」で大会についても総括してもらった。

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 近年メキメキと力をつけているオランダですが、グループリーグ最終戦で対戦したイングランドと比較すると全体的に劣るチームでした。前線には質の高いアタッカーを揃えていましたが、ディフェンスラインからのビルドアップに問題を抱えていて、実際に日本が良い形でボールを奪えた時はチャンスを作り出せていました。

 攻撃の中心になったのが、岩渕真奈選手と菅澤優衣香選手の2トップです。試合をこなすごとにコンビネーションが確立され、互いのポジションや距離感に信頼関係が見て取れました。得点シーンは多くの選手が関わる日本らしいゴールでしたが、2トップの関わり方とパス交換の時点で、ほぼ勝負アリでした。

 今大会、岩渕選手のプレーには目を見張るものがありました。私は若い頃から彼女を知っていますが、大会中の振る舞いを見て、すごく大人になったという印象を持ちました。以前は自分が好きなこと、得意なことだけをやって、それがチームのためになるという発想だったはず。ですが今は年齢を重ねて、立場が変わり、状況を俯瞰した視点を持てるようになった。『チームが勝つために何をすべきか』を常に考えているように見えました。26歳という年齢を考えても選手として脂が乗ってくる時期ですし、これからも中心選手として引っ張っていってもらわなければ困る存在です。

 そんな中、チームとして決め切れず、勝てなかったことも事実として残ります。72分に籾木結花が投入され、日本の攻撃は加速しました。78分に杉田妃和選手、80分に籾木選手、そして82分には三浦成美選手に決定機が訪れましたが、日本はその3本で仕留められませんでした。決定力は女子のみならず日本サッカー界が抱える積年の課題で、勝負どころで決め切れないと相手にチャンスを与えてしまう。その後の失点はサッカーでよくある流れでした。

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