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渡邊雄太、悲願のNBA本契約の行方は? 勝負の2年目へ、クリアすべき2つの課題

今季のNBAプレーオフもそろそろクライマックスに近づこうとしているが、すでに敗退したチームの選手たちはもう来季への準備を始めている。メンフィス・グリズリーズと2ウェイ契約を結んでいる渡邊雄太もその一人。4月後半~5月上旬という短い日本滞在を終えた24歳は、すでに米国に戻って練習を再開している。

来季は渡邊雄太にとってグリズリーズと結んだ2年間の2ウェイ契約の2年目となる【写真:Getty Images】
来季は渡邊雄太にとってグリズリーズと結んだ2年間の2ウェイ契約の2年目となる【写真:Getty Images】

2ウェイ契約2年目へ、現地記者のリアルな評価とは

 今季のNBAプレーオフもそろそろクライマックスに近づこうとしているが、すでに敗退したチームの選手たちはもう来季への準備を始めている。メンフィス・グリズリーズと2ウェイ契約を結んでいる渡邊雄太もその一人。4月後半~5月上旬という短い日本滞在を終えた24歳は、すでに米国に戻って練習を再開している。

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 2018-19シーズンが渡邊にとって実り多きシーズンだったことに疑問の余地はない。
10月27日のサンズ戦に出場して日本人史上2人目のNBA選手になり、その後も合計15試合のNBAゲームに出場。Gリーグ(下部リーグ)では平均14.2得点、7.2リバウンド、2.6アシスト、1.1ブロックという好成績をマークし、その実力がプロレベルでも通用することを証明した。

 そんな渡邊にとって、来季は勝負のシーズンになる。グリズリーズと結んだ2年間の2ウェイ契約の2年目とあって、もう待ったなし。NBAでも本契約を受け取るだけの力を持った選手であると、2019-20シーズン中に証明しなければいけない。

 ここで気になるのは、昨季終了後にグリズリーズのフロントが大きく変わったことだ。人事の責任者だったクリス・ウォーレスGMが選手スカウトに異動になり、代わりにジェイソン・ウェクスラーが球団社長に、ザッカリー・Z・クレイマンがバスケットボール運営部門のエグゼクティグ・バイスプレジデントに就任した。今季まで2年連続でプレーオフ進出を逃したグリズリーズは、ほぼ完全な新体制で新たなチーム作りをスタートさせることになる。

 その構想に果たして渡邊は含まれているのかどうか。“2年間の2ウェイ契約”とは言っても、途中で打ち切りの可能性は常に存在する。鍵を握る新たな人事担当が渡邊の実力をどう見ているのかは気になるところではある。

「フロントオフィスの変化がユウタに影響するかもしれないという懸念はある。ウォーレスがGMにとどまっている限りはユウタは来季もグリズリーズでプレーするだろうと考えていた。新体制ではどうなるかははっきりしない。新フロントオフィスが彼をどう評価しているかがわからないからだ」

 メンフィス・コマーシャルアピール紙のグリズリーズ番記者、デビッド・コッブに意見を求めるとそんな答えが返ってきた。必要以上に懐疑的になっているわけではなく、“わからない”というのは正直な意見だろう。昨季の渡邊のNBAでの平均プレー時間は11.6分に過ぎず、平均2.6得点、2.1リバウンド。いわゆるスモールサンプルであり、メディアに限らず、フロントの人間とっても評価は難しかったはずだ。

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杉浦 大介

1975年、東京都生まれ。高校球児からアマボクサーを経て、フリーランスのスポーツライターに転身。現在はニューヨーク在住で、ボクシング、MLB、NBAなどを題材に執筆活動を行う。主な著書に「日本人投手黄金時代 メジャーリーグにおける真の評価」(KKベストセラーズ)、「イチローがいた幸せ」(悟空出版)。

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