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村田諒太の世界戦独占生中継 「DAZN」CEOの新たな野望「もちろん井上選手も魅力的」

ボクシングのWBA世界ミドル級王者・村田諒太(帝拳)が米ラスベガスで同級3位ロブ・ブラント(米国)と2度目の防衛戦(日本時間21日)に挑む。この一戦を独占生中継する「DAZN」は「村田史上最大の挑戦を見逃すな!!」と銘打って、連日大プロモーションを展開している。日本人ボクシング選手の試合を日本国内でライブ中継することはDAZNとしても初の施策。“黒船”として日本スポーツ界に衝撃を与えたDAZNのジェームズ・ラシュトンCEOが日本メディアのインタビューに応じ、今後の展開、そしてさらなる野望を語った。

DAZNのジェームズ・ラシュトンCEO【写真:荒川祐史】
DAZNのジェームズ・ラシュトンCEO【写真:荒川祐史】

DAZNのラシュトンCEOがインタビューに応じる

 ボクシングのWBA世界ミドル級王者・村田諒太(帝拳)が米ラスベガスで同級3位ロブ・ブラント(米国)と2度目の防衛戦(日本時間21日)に挑む。この一戦を独占生中継する「DAZN」は「村田史上最大の挑戦を見逃すな!!」と銘打って、連日大プロモーションを展開している。日本人ボクシング選手の試合を日本国内でライブ中継することはDAZNとしても初の施策。“黒船”として日本スポーツ界に衝撃を与えたDAZNのジェームズ・ラシュトンCEOが現地で日本メディアのインタビューに応じ、今後の展開、そしてさらなる野望を語った。

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 ◇ ◇ ◇

――日本での加入者数は順調に増えているのか?

「具体的な数字は言えないが、ターゲットは順調に伸びている。今年はJリーグも2年目ですし、プロ野球も11球団放映することもできました。秋からはUEFAチャンピオンズリーグも独占ということで、非常にコンテンツも充実してきました。日本でブロードキャスターとしてトップになれてきたかなと自負している」

――現状、米国と日本とで扱うスポーツには違いがある。将来のビジョンは?

「米国でも日本と同じように沢山のスポーツコンテンツで立ち上げたかったのですが、米国においては、ほかのスポーツの放映権は2022、23年くらいまでロックダウンされていますので、今はこのようなコンテンツとなっています。まず米国ではファイトスポーツがメイン。マッチルーム(※1)から始まり、先日発表したGBP(※2)との提携。ファイトスポーツに対してコンテンツもそろってきています。これまでのペイバービュー(有料放送の課金システム)はファンにとっても、手頃な価格ではありませんでしたが、今回は1プラットフォーム1プライスというところで、手軽にお楽しみ頂けます。ファンにとってもフェアでもあるし、それによる収入はボクサー、プロモーターへの還元ができると思っています」

(※1)5月に英国のプロモーション会社「マッチルーム・ボクシング」と8年10億ドルで提携を発表。

(※2)米国のプロモーション会社「ゴールデンボーイ・プロモーションズ(GOLDEN BOY PROMOTIONS)」と5年間のグローバル放映パートナーシップ契約を締結。ボクシング界のスーパースター、サウル・“カネロ”・アルバレス(メキシコ)とは5年間11試合で最低でも総額3億6500万ドル(約410億円)という破格契約を結んだ。

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