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シンプルだから難しい話題のパラ競技・ボッチャ ボール選びに込められた個性と意志

「ボッチャ」というスポーツをご存じだろうか。各地で体験会が開催されるため、その名前を耳にしたことがある人は多いかもしれない。

杉村英孝選手のボールに対するこだわりとは【写真:(C)Tomokazu Matsukawa】
杉村英孝選手のボールに対するこだわりとは【写真:(C)Tomokazu Matsukawa】

ボッチャ日本代表・杉村英孝が見せるボールへのこだわりとは

「ボッチャ」というスポーツをご存じだろうか。各地で体験会が開催されるため、その名前を耳にしたことがある人は多いかもしれない。

【特集】「百聞は一投にしかず」リオ銀メダリストが魅せられた6球から広がる可能性 / ボッチャ・杉村英孝選手インタビュー(GROWINGへ)

 ボッチャとは、ジャックボールと呼ばれる白い目標球に向かって、プレーヤーは赤か青のボールを6球、投げたり、転がしたり、蹴ったりし、いかに近付けられるかを競うスポーツだ。ルールの違いはあれど、“地上のカーリング”と言えばイメージしやすいだろう。

 重度脳性麻痺者もしくは同程度の四肢重度機能障がい者のために考案さたパラリンピックの正式競技ではあるが、障がいの有無に関係なく誰もが気軽に楽しめるユニバーサルスポーツ、生涯スポーツとして、近年大きな注目を浴びている。日本ボッチャ協会では「みんなでボッチャ1万人プロジェクト」を実施。SNSを通じて大会・イベント・体験会などの情報を幅広く発信しながら、さらなる普及に努めている。

 競技歴20年を誇る日本代表の杉村英孝は、ボッチャの魅力は「いろいろ楽しいモノがギシッと詰まっているところ」だと話す。

「ボッチャはルールが簡単で誰もがプレーできる。男性も女性も関係なく、年齢も関係なく、障がいのあるなしも関係なくできます。さらに、高い技術であったり、戦略だったり、相手との駆け引きだったり。追究すれば追究するほど奥深いスポーツだと思います」

 プレーする時に欠かせないもの、それが「ボール」だ。ボッチャ(Boccia)とはラテン語「bottia」に由来し、イタリア語では「ボール」を意味する。ボールをいかに自分の狙い通りに操れるかが勝負の行方を決めるだけに、選手のボールに対するこだわりは強い。

「ボッチャの競技用具は、選手がそれぞれ障がい特性やプレースタイルで選ぶことができます。ボールもいろいろなメーカーが作っていて、硬さや柔らかさ、重さも、規定の範囲内だったら自由にカスタマイズできる“マイボール制”になっています。自分は握力があまりないので、ボールを柔らかくして握りやすくしたり、工夫をしながら取り組んでいますね。なので、1試合で投げる6球のボール、1球1球に役割を持たせて試合をする。それがボッチャの選手たちです」

 国際ボッチャ競技連盟の規則によれば、ボッチャボールの基準は「重量:275g+/-12g 周長:270mm+/-8mm」と定められ、この基準を満たしていれば、商標のない手作りボールでも構わない。

 各選手は表面や中に入れる素材を工夫することで、ボールの硬さや転がりやすさを変え、試合状況によって巧みに使い分ける。硬いボールで相手のボールを弾き飛ばしたり、柔らかいボールで相手のボールの上に重ねたり。ボールの種類と戦略は密接な繋がりを持っている。

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