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怪我防止へ米医師が提唱 子どものスポーツ、活動再開後までに注意すべき3つの段階

制限が緩和される段階では「選手間が安全な距離を取れるような練習方法を」

 1.外出に制限がある段階、家にいなければいけない段階

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「ウイルスを拡散させるリスクの低い活動を促すように、私たちは提案しています。これらは家での活動です。コーチがテクノロジーを利用するとよいのではないでしょうか。たとえば、ズームやスカイプなどを使ってバーチャル・トレーニングをするのがよいでしょう。子どもたちは60分間、何らかの体を動かす活動をするようにしましょう。この段階では量ではなく、質の高い運動を重視してください。適切なテクニックで動くことで怪我を防ぐことができるからです」

 感染拡大を防ぐため、家にいなければいけない。米疾病予防管理センターでは、子どもたちは、もともと1日60分間程度、体を動かすことを推奨している。この60分間というのは集中してトレーニングする時間というものではなく、体を動かしての遊びも含む。また、60分間続ける必要はなく、1日あわせて60分程度でもよい。

 オンラインを使用できる場合は、基礎的なスキル、テクニックを習得するメニューを取り入れるのもよいだろう。指導者側がお手本を見せたり、子どもたちの動きを確認したりすることも、工夫すれば可能だ。もしも、オンラインでのバーチャル・トレーニングが使用できない場合は、家のなかでできる1週間分のトレーニングを紙かメールで送る方法もある。

 2.社会的距離の制限が緩和される段階

 外出制限が緩和されても、感染を防ぐ対策は引き続き行わなければいけない。すぐに以前通りの活動に戻るわけではない。顔をあわせての練習ができるようになったときに、指導者、運営者はどのようなことに注意するべきか。

「家庭では保護者が子どもの衛生管理の見守りをしています。制限が緩和されると、コーチも感染を予防するための手洗いなどを促進しなければいけません。子どもたちのマスク使用について確認をする必要があるかもしれません。コーチは、選手が、他の選手から安全な距離を取ることができるように練習の構成や方法を変えなければいけないでしょう。グループのサイズを小さくすることやセッションの時間をずらす、など」

 制限が緩和されたときに、どのような練習ならできるのか。蜜にならずに、離れて行える練習はあるか。離れて練習を行うために少人数のグループにわける必要があるか。指導者自身や子どもがマスクをつけたまま練習はできるか。混雑しないで手を洗う方法はあるか。これまで説明をするときに、子どもたちを集合させていた場合には、どのような方法で説明を伝えるのがよいか。外出が制限されている今のうちに、練習メニューと、手洗いやマスクなど衛生管理面の準備しておくのが賢明だろう。

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谷口 輝世子

デイリースポーツ紙で日本のプロ野球を担当。98年から米国に拠点を移しメジャーリーグを担当。2001年からフリーランスのスポーツライターに。現地に住んでいるからこそ見えてくる米国のプロスポーツ、学生スポーツ、子どものスポーツ事情を深く取材。著書『帝国化するメジャーリーグ』(明石書店)『子どもがひとりで遊べない国、アメリカ』(生活書院)。分担執筆『21世紀スポーツ大事典』(大修館書店)分担執筆『運動部活動の理論と実践』(大修館書店)。

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