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闘莉王氏「日本の規律の正しさが懐かしい」 ブラジルは新型コロナの“偽ニュース”蔓延

元サッカー日本代表の田中マルクス闘莉王氏は、2010年に南アフリカワールドカップで日本代表の16強進出に貢献するなど輝かしい実績を残し、昨季限りで現役を引退。親孝行のため、現在はブラジルに戻っている。世界では新型コロナウイルスの感染拡大が進んでいるが、闘莉王氏が暮らす同国サンパウロ州でも外出禁止令が延長されるなど、大きな影響が出ている。「THE ANSWER」の単独取材に応じた闘将は、新型コロナウイルスでのブラジルの社会混乱に乗じた「フェイクニュース拡散」の実情を危惧。「絶対に日本では起きてほしくない」と力説している。

田中マルクス闘莉王氏【写真提供:闘莉王TV】
田中マルクス闘莉王氏【写真提供:闘莉王TV】

新型コロナウイルスが世界中で感染拡大する中…「ブラジルはフェイクニュースが多すぎる」

 元サッカー日本代表の田中マルクス闘莉王氏は、2010年に南アフリカワールドカップで日本代表の16強進出に貢献するなど輝かしい実績を残し、昨季限りで現役を引退。親孝行のため、現在はブラジルに戻っている。世界では新型コロナウイルスの感染拡大が進んでいるが、闘莉王氏が暮らす同国サンパウロ州でも外出禁止令が延長されるなど、大きな影響が出ている。「THE ANSWER」の単独取材に応じた闘将は、新型コロナウイルスでのブラジルの社会混乱に乗じた「フェイクニュース拡散」の実情を危惧。「絶対に日本では起きてほしくない」と力説している。

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 日本でも死者が100人を超えた新型コロナウイルス。2月26日に感染者第一号が報告されたブラジルでは連日1000人以上の感染者が確認され、死者は1328人(在ブラジル日本大使館発表最新版)を数えている。

 昨年12月に19年間のプロキャリアに終止符を打ち、両親の住むブラジルに戻った闘莉王氏。生まれ故郷のサンパウロ州パルメイラ・ド・オエシチで生活しているが、「(人口)9000人の小さな町だけど、新型コロナの疑いが10人出ている。検体をサンパウロに送るか、サンパウロまで行って検査を受けるしかない。検査結果が出るまでに1週間以上もかかる。それがすごく怖い状況」と現状を語った。

 発熱などの自覚症状があったとしても、検査結果が出るまで1週間もかかる。街全体が緊迫した状態にある。

 そんなブラジルで、混乱に拍車をかけるような状況が生まれているという。

「ブラジルはフェイクニュースが多すぎる。ネットでフェイクニュースが流れると、それを信じてしまう人がたくさんいる。それはよくない」

 ネットやSNSで出回る偽の情報に過剰反応し、一喜一憂する層が多いと闘莉王氏は明かす。

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