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矢板中央、3年連続8強入り “狭間の世代”快進撃に指揮官「指導者としてびっくり」

第98回全国高校サッカー選手権は3日、3回戦が首都圏4会場で行われた。フクダ電子アリーナでは矢板中央(栃木)が鵬学園(石川)を2-0で破り、3年連続となる8強進出を決めた。

3回戦に勝利し、スタンドに挨拶する矢板中央イレブン【写真:宮内宏哉】
3回戦に勝利し、スタンドに挨拶する矢板中央イレブン【写真:宮内宏哉】

予選も含めて初の無失点、次戦は四日市中央工

 第98回全国高校サッカー選手権は3日、3回戦が首都圏4会場で行われた。フクダ電子アリーナでは矢板中央(栃木)が鵬学園(石川)を2-0で破り、3年連続となる8強進出を決めた。

 矢板中央は前半14分、FW西村碧海(3年)が先制ゴールを決めると、後半37分にはMF佐合修土(3年)が追加点を奪う。守っては鵬学園に得点を与えず、県大会を含む7試合目で初めて無失点で勝利を収めた。

 「県予選無失点で全国に来たことはあるけど、全失点というのは初めて」という高橋健二監督。県予選は4試合全てで1失点ずつ。本戦の2試合でも失点していた。無失点を目標に選手を送り出し、「ほんとにゼロで帰ってきた。頼もしいですね。この後、ロッカールームでほめてあげたい」と笑った。

 今年のチームは“狭間の世代”と言われてきたという。昨季はプリンスリーグ関東で初優勝したものの、今季は現時点で最下位。それでも11月30日にはリーグ2位の横浜Fマリノスユースに4-2で勝利するなど、確実に成長を遂げている。指揮官は「自分自身、指導者としてびっくりしている。とにかく日々成長している。県大会も厳しいといわれていた年でも、努力すれば8強まで来れるという証明ができた」と、教え子の成長に目を細めた。

 4強入りをかけて臨む一戦は四日市中央工が相手となった。6年前の92回大会では1回戦で対戦し、2-3で敗れている相手だ。高橋監督は「気が付いたら前半15分で3点取られてね…。矢板の歴史の中で一番悔しい負け方。挑戦者の気持ちで勝ちに行ってほしい」と雪辱に燃えていた。

(THE ANSWER編集部・宮内 宏哉 / Hiroya Miyauchi)

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