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ロングスローが選手権で輝き放つ理由は? ”季節の恩恵“が生む起死回生の切り札

第96回全国高校サッカー選手権大会は5日、各地で準々決勝が行われ、上田西(長野)は3-2で明秀日立(茨城)との打ち合いを制してベスト4入りを果たした。この日、決勝点となった3得点目は上田西の”ある武器“から生まれたものだった。

ロングスローを武器とする上田西のFW田嶌遼介【写真:編集部】
ロングスローを武器とする上田西のFW田嶌遼介【写真:編集部】

上田西がロングスローから3点目を奪取…明秀日立に3-2で競り勝って初の4強進出

 第96回全国高校サッカー選手権大会は5日、各地で準々決勝が行われ、上田西(長野)は3-2で明秀日立(茨城)との打ち合いを制してベスト4入りを果たした。この日、決勝点となった3得点目は上田西の”ある武器“から生まれたものだった。

 上田西は2-1とリードして迎えた後半1分、左サイドの高い位置でスローインを獲得すると、前半38分に途中投入されていたFW田嶌遼介(3年)がボールを持ち、長い助走距離を取る。勢いよく駆け出して放り込まれたボールはグングンと飛距離を伸ばし、ボックス内で構えていたFW根本凌(3年)が頭で逸らすと、軌道を変えたところにDF田辺岳大(3年)が走り込んでネットに流し込んだ。

「監督から『ロングスローやってやれ』と言われて送り出されている。自分の武器なので、得点につなげていきたい。根本と事前に話していたプレーで、速い球を入れた。作戦通りです」

 試合後、強肩の田嶌は、決勝点を演出した場面をそう振り返った。白尾秀人監督も、ロングスローはチームの確固たる武器だと主張している。

「ロングスローというのは、相手にとってはタイミングが掴みづらいんですよね。選手は足から放たれるボールは体に染み付いているが、手から投げられるボールに対しては慣れていないことがほとんどなので」

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