大島 和人の記事一覧
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B1連覇へ「3ビッグ」誕生 米出身カークが日本に帰化、王者・琉球の新たな武器と「贅沢な悩み」
2024.02.05バスケットボールB1の2023-24シーズンは、「5分の3」をちょうど消化したタイミングだ。リーグ終盤戦、チャンピオンシップの行方を左右するビッグニュースが、1月25日に琉球ゴールデンキングスからリリースされた。それはアレックス・カークの帰化(日本国籍取得)に関する内容だった。
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B1史上5人目の偉業達成 “天性のシューター”金丸晃輔、「3P成功700本」の裏にある34歳の脱皮
2023.12.12バスケットボールBリーグの三遠ネオフェニックスに所属する金丸晃輔が、12月9日の広島ドラゴンフライズ戦でB1通算700本目の3ポイントシュートを決めた。2016-17シーズンに開幕したBリーグでは、史上5人目の達成だ。
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大学屈指の“元ビッグマン”が見せた進化 プロで生き抜くために…バスケ佐土原遼の選択
2023.12.06昨今の日本バスケは「日本人ビッグマン受難」の時代だ。Bリーグは外国籍選手のオン・ザ・コートが2枠で、帰化選手もしくはアジア特別枠は「プラス1枠」で起用できる。つまり能力の高い外国出身選手を同時に3名コートに立たせられるルールで、ビッグマンは得てして厳しい競争にさらされる。大学バスケで大活躍をしていた大型選手は、ポジションをアウトサイドに移してプロに適応するケースが多い。
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B1トップのスタッツで証明 バスケ仙台の新エースへ、名PGも絶賛する阿部諒の“球際の嗅覚”
2023.11.13今季のバスケットボールBリーグで、特別なブレイクを見せている選手が仙台89ERSにいる。新加入の阿部諒は開幕から14試合すべてに先発し、平均出場時間は27分29秒。平均得点は「13.0」で、帰化を除く日本人選手の中ではリーグ6番手につけている。平均スティール数「2.0」はB1全体のトップで、ディフェンス面の貢献も見逃せない。
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開幕7連勝のB1大阪、新加入カロイアロが導く快進撃 平均21得点に表れる欧州最高峰を知る経験値
2023.10.27バスケットボールB1リーグの各チームは10月25日で開幕から7試合を終えたが、7連勝は名古屋ダイヤモンドドルフィンズと大阪エヴェッサの2チームのみ。大阪は今までチャンピオンシップ(CS)に1度しか出場していないチームで、この快進撃はちょっとしたサプライズだ。
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バスケW杯で日本とも戦った「極上の脇役」 ニック・ケイが島根で貫く“個をつなぐ”異能
2023.10.20今季のBリーグでは、8~9月に沖縄などで開催されたバスケットボールワールドカップ(W杯)に出場した日本代表選手が10人プレーしている。パリ五輪出場権を獲得したW杯における代表チームの活躍、河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)を中心としたスターの台頭も、2023-24シーズンの盛り上がりを支える大きなポイントだ。
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八村阿蓮、B1東地区王者の“二大得点源”と白熱の攻防 群馬HCが評価「ポテンシャルを考えれば…」
2023.04.26バスケットボールB1の群馬クレインサンダーズは4月22日と23日、新装のオープンハウスアリーナ太田に千葉ジェッツを迎えて戦った。結果は初日が78-80、2日目は73-98という敗戦で、特に23日は第2クォーターの途中に19-0のラン(連続得点)を許す悔しい内容だった。一方でエースのトレイ・ジョーンズを負傷で欠くなか、東地区王者に対して前向きな部分も見て取れる連戦だった。
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苦しんだB1川崎、中地区優勝の背景 1月3戦でFG成功率0%、昨季MVP藤井祐眞も語る転機
2023.04.24バスケットボールB1の川崎ブレイブサンダースは4月22日、三遠ネオフェニックスを90-83で下し、5試合を残して中地区優勝を決めた。2022-23シーズンのB1は24チームに増えたことで、4年ぶりに3地区制が復活している。川崎は千葉ジェッツ、アルバルク東京などの強豪と地区が分かれたこともあり、中地区1位は多くのファンが事前に予想していた結果だろう。ただ10月の開幕からの戦績を振り返ると、かなり苦しんだシーズンとなった。
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エース欠く一戦で36分51秒の奮闘 バスケ横浜BC、頭部5針負傷のPGが引き出した新たな強み
2023.04.07バスケットボールB1の横浜ビー・コルセアーズは、Bリーグ初年度の2016-17シーズンから「ギリギリのB1残留」を繰り返しているクラブだ。しかし今シーズンはそんな海賊軍団が躍進中だ。チームは現在、川崎ブレイブサンダースと中地区の首位争いを繰り広げていて、チャンピオンシップ(CS)出場を射程に捉えている。
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元NBA選手を生かせるか Bリーグ西宮、“ライバル”越谷戦で見えた1部昇格への希望
2023.03.08バスケットボールBリーグの2022-23シーズンはB1、B2とも終盤戦に差しかかりつつある。今季のB2はクラブライセンス保有が「B1」という前提があるなかで、プレーオフの上位2チームがB1に昇格するルールだ。
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バスケ広島、B1西地区“4強”へ飛躍の理由 主力選手が語る昨季からのプレーの変化
2023.01.31開幕から7シーズン目のバスケットボールBリーグは、今まで「東地区以外」からチャンピオンが出ていない。しかし今季は“西”が3地区の中でも最も上位争いの激しい地区になっている。島根スサノオマジックが1月末時点で27勝7敗と西地区の首位に立ち、広島ドラゴンフライズは26勝8敗、琉球ゴールデンキングスと名古屋ダイヤモンドドルフィンズが25勝9敗と僅差で続いている。
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強豪中学で八村塁の1年後輩 Bリーグ富山の193cm“長身PG”、飴谷由毅の挑戦が面白い
2022.12.05相手陣内にボールを運ばなければ、そもそも攻撃が始まらない。それはバスケットボールに限らないボールゲームの鉄則だ。
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バスケ北海道、苦闘に見出す“伸びしろ” 34歳司令塔が悔やむ残り1分49秒のワンプレー
2022.11.291勝1敗に終わったなかでも、チームの積み上げと可能性が感じ取れる――。バスケットボールB1リーグのレバンガ北海道は、サンロッカーズ渋谷とのアウェイ戦でそのような戦いを見せていた。
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A東京と日本代表の両立に苦心 バスケ吉井裕鷹、勝利貢献も「実力不足」と語る理由は?
2022.10.28トム・ホーバスがバスケットボール男子日本代表のヘッドコーチ(HC)に就任して、もう1年以上が経つ。彼は所属チームでまだ地位を築けていない若手選手でも、躊躇なく代表の主力として起用している。井上宗一郎(サンロッカーズ渋谷)と吉井裕鷹(アルバルク東京)は、その代表例だ。
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「リーグ最高のPG」と指揮官絶賛 名古屋D・齋藤拓実、3P成功率55.6%が示す成長力
2022.10.17名古屋ダイヤモンドドルフィンズのバスケットボールが面白い。今季B1リーグ開幕からの6試合を4勝2敗で乗り切っていて、1試合の平均得点は「88.3」とリーグでも2番目の数字を記録している。
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エース依存からの脱却と2つの“シェア” 開幕2連勝のB1群馬、新任HCが仕掛ける変革
2022.10.03バスケットボールのB1リーグに昇格して2シーズン目の群馬クレインサンダーズは、滋賀レイクスとの開幕シリーズを連勝で終えた。昨季の群馬は25勝30敗で、昇格チームとしては史上最高の勝率を記録した。今季は水野宏太ヘッドコーチ(HC)が就任し、日本人屈指のポイントガード(PG)並里成を獲得するなど、“さらに上”を目指す姿勢を示している。
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6連勝でB1制覇、“4位”宇都宮がCSで変貌した理由 MVP比江島慎を覚醒させた4月の1敗
2022.05.30バスケットボールB1リーグのチャンピオンシップ(CS)は準々決勝、準決勝、決勝とすべて「2戦先勝」で争われる。宇都宮ブレックスは千葉ジェッツ、川崎ブレイブサンダース、琉球ゴールデンキングスをすべて2連勝で退け、2021-22シーズンのB1王者に輝いた。
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B1東地区4位から下剋上 外国籍“3番手”の成長を導いた、宇都宮に根づく「勝者の文化」
2022.05.23東地区4位からのB1チャンピオンシップ(CS)決勝進出だ。バスケットボールB1リーグの宇都宮ブレックスは、東地区1位・千葉ジェッツ、東地区2位・川崎ブレイブサンダースをいずれも2連勝で退けて、西地区王者・琉球ゴールデンキングスとのファイナルに臨む。