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食べ過ぎは“なかったこと”にできる 「食事30分後」が狙い目な食後のトレーニング法

忙しい大人向けの健康術を指南する「THE ANSWER」の連載「30代からでも変われる! 中野式カラダ改造計画」。多くのアスリートを手掛けるフィジカルトレーナー・中野ジェームズ修一氏がビジネスパーソン向けの健康増進や体作りのアドバイスを送る。今回は「脂肪細胞を大きくさせない食後のトレーニング」について。今回からは中野トレーナーが実演するトレーニング動画付き。一緒に実践し、脂肪を減らしましょう!

今回のテーマは「脂肪細胞を大きくさせない食後のトレーニング」について
今回のテーマは「脂肪細胞を大きくさせない食後のトレーニング」について

連載「30代からでも変われる! 中野式カラダ改造計画」

 忙しい大人向けの健康術を指南する「THE ANSWER」の連載「30代からでも変われる! 中野式カラダ改造計画」。多くのアスリートを手掛けるフィジカルトレーナー・中野ジェームズ修一氏がビジネスパーソン向けの健康増進や体作りのアドバイスを送る。今回は「脂肪細胞を大きくさせない食後のトレーニング」について。今回からは中野トレーナーが実演するトレーニング動画付き。一緒に実践し、脂肪を減らしましょう!

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「自分が太った原因は、単純に食べ過ぎてしまったから」。多くの方がそう考え、元の体型に戻すために、あるいは痩せるために、食べる量を減らしたり、食事を抜いたりという行動に出ます。

 もしもあなたが、茶碗1杯、2杯が適量なところを、毎日、どんぶりで2、3杯食べてしまう、というのであれば明らかに食べ過ぎです。確かに食べる量を調整する必要があります。

 しかし、「間食にケーキ1個のつもりが、その後、クッキーも食べてしまった」「チャーハンやパスタをつい大盛りにしてしまう」程度であれば、「食べ過ぎた」といっても大した量ではありません。実はストレスの大きい食事制限などしなくても、「過ぎた量」を「なかったこと」にできるのです。

 その仕組みを簡単に説明しましょう。私たちの体は食事をすると血糖値が上がり、インスリンというホルモンが分泌されます。血液中の糖は肝臓、筋肉、脂肪に分配されますが、どこに糖を送り込むか? の指令を出すのが、このインスリンです。

 つまり、インスリンが「糖を脂肪細胞に送りなさい」という指令を出さなければ、脂肪細胞は大きくなりません。

 とはいえ、残念ながら私たちは自分の意思で、インスリンの指令する内容を変えることはできません。でも、抜け道が一つあります。糖を脂肪細胞に優先して送らないよう、仕向けることができるのです。

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中野ジェームズ修一

スポーツトレーナー

フィジカルトレーナー、(株)スポーツモチベーション 会員制パーソナルスポーツクラブ『CLUB100』最高技術責任者、PTI 認定プロフェッショナルフィジカルトレーナー、米国スポーツ医学会認定運動生理学士(ACSM/EP-C)。フィジカルを強化することで競技力向上や怪我予防、ロコモ・生活習慣病対策などを実現する「フィジカルトレーナー」の第一人者。オリンピアンを始め、多くのアスリートから絶大な支持を得る。2014 年からは青山学院大学駅伝チームのフィジカル強化指導も担当。早くからモチベーションの大切さに着目し、日本では数少ないメンタルとフィジカルの両面を指導できるトレーナーとしても活躍。『世界一伸びるストレッチ』(サンマーク出版)、『青トレ 青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』(徳間書店)、『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』(日経 BP)などベストセラー多数。

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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