[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

西岡良仁、226分熱戦で敗戦も笑顔のワケ 「さらに一つ大きくなれた」と充実感

テニスの4大大会・全仏オープン(テレビ東京系で地上波独占放送)は大会5日目の30日、男子シングルス2回戦が行われ、世界ランク72位の西岡良仁(ミキハウス)が同9位のフアン・マルティン・デルポトロ(アルゼンチン)と対戦。フルセットまで追い込み、3時間46分の死闘を演じたが、7-5、4-6、2-6、7-6(7-5)、2-6で敗れた。28センチの身長差を物ともしない戦いぶりに、試合後は客席からはスタンディングオベーションと「ヨシコール」が送られた。

西岡良仁【写真:Getty Images】
西岡良仁【写真:Getty Images】

デルポトロと3時間46分の熱闘、試合後には「ヨシコール」も

 テニスの4大大会・全仏オープン(テレビ東京系で地上波独占放送)は大会5日目の30日、男子シングルス2回戦が行われ、世界ランク72位の西岡良仁(ミキハウス)が同9位のフアン・マルティン・デルポトロ(アルゼンチン)と対戦。フルセットまで追い込み、3時間46分の死闘を演じたが、7-5、4-6、2-6、7-6(7-5)、2-6で敗れた。28センチの身長差を物ともしない戦いぶりに、試合後は客席からはスタンディングオベーションと「ヨシコール」が送られた。


【注目】CW-Xを川澄奈穂美選手がお試し 運動パフォーマンスを支える「股関節サポート機能」って?(W-ANS ACADEMYへ)

 身長170センチの小兵が、198センチの大きな敵に挑みかかった。昨年の全仏で4強入りを果たし、今年は第8シードで参戦するデルポトロを相手に、まずは第1セットを奪取。第6ゲームで西岡のカウンターショットで逆を突かれたデルポトロは、バランスを崩して右膝を痛めたが、テープングを巻いて試合を続けた。相手のアクシデントを攻め立てたかったが、第2、第3セットを奪われるピンチ。第4セットをタイブレークの末に奪うと、勝負は最終セットへ持ち込まれた。

 この時点で試合時間はすでに3時間を経過。「向こうも元気がなかったし、自分もなかった」という第5セットは両者ともに意地の見せあいとなったが、「最後までボールを飛ばせなかった」という西岡が2-6で落として万事休す。自身初の3回戦進出とはならなかった。

 だが、トップ10入りする選手を相手に存在感を見せつけた。「ハイレベルな選手を相手に、ギリギリまでやることが今は大事。今日の試合で自信がついた。さらに一つ大きくなれたと思う。負けはしたけどチャンスはあった」と手応えは十分。さらに「この試合を海外の人が見て、いい印象を持ってくれるかもしれない。見て面白いテニスが理想。成長できたと思う」と笑顔を見せた。

 この日の敗戦から得た教訓もある。

「チャンスでどれだけ攻められるか。少ないチャンスをどれだけ取れるか。アグレッシブに攻められるか」

 ローラン・ギャロスでの経験を生かして、2019年は飛躍の年としたい。

(THE ANSWER編集部・佐藤 直子 / Naoko Sato)

1 2
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
UNIVAS
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集