侍ジャパン井端監督が宣戦布告「いい左打者がいる」 オランダのMLB134発男斬りで期待する進化
野球日本代表「侍ジャパン」は5、6日に京セラドーム大阪で強化試合「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本vsオランダ」を戦う。4日は両チームが大阪府堺市内のホテルで前日会見を行った。ここで日本代表の井端弘和監督は「いい左打者がいるので……」と、同席した大リーグ通算134発の強打者に宣戦布告。来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)へ向け、発掘を急ぐ左腕リリーフにハッパをかけた。

元ヤンキースのグレゴリアスは格好の評価基準
野球日本代表「侍ジャパン」は5、6日に京セラドーム大阪で強化試合「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本vsオランダ」を戦う。4日は両チームが大阪府堺市内のホテルで前日会見を行った。ここで日本代表の井端弘和監督は「いい左打者がいるので……」と、同席した大リーグ通算134発の強打者に宣戦布告。来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)へ向け、発掘を急ぐ左腕リリーフにハッパをかけた。
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「左でいいバッターがいるので、しっかり(対戦を)当てられるよう、左の中継ぎに頑張ってほしい」
日本代表の見どころを問われた井端監督の言葉は、会見に並んだオランダのディディ・グレゴリアス内野手を指していた。ヤンキースなどでプレーし、大リーグ通算1077試合出場、134本塁打のビッグネーム。この強打者にどう立ち向かうかを、課題の左腕リリーフの評価基準にするつもりだ。
今回の侍ジャパンには、リリーフでの起用が見込まれる左腕が4人も選出されている。塹江敦哉投手(広島)、橋本侑樹投手(中日)、河野竜生投手(日本ハム)に加え、普段は先発の一員として投げる曽谷龍平投手(オリックス)もリリーフでの起用を予定している。
来春に迫ったWBCで連覇を目指すにあたり、新戦力の台頭が必要不可欠と見ているポジションだからだ。指揮官は今回の招集メンバーでは、連打が望めない環境で勝ち進むための長打力に加え、ここぞという場面できっちり左打者を抑えられるリリーフを求めているとかねて口にしてきた。その格好のテストになるのが、オランダ打線を引っ張るグレゴリアスとの対戦だ。
グレゴリアスは、田中将大投手(巨人)のヤンキース在籍時に遊撃のレギュラーとして活躍。2022年のフィリーズを最後に大リーグを離れたものの、昨季はメキシカンリーグでOPS.772を残した。
昨秋のプレミア12でも22打数11安打で打率.500、2本塁打と爆発。代表でのプレーを「今回、こうしてオランダ代表に入れたことは嬉しく、素晴らしいことだと思う。共に野球をしていた仲間や、私がプレーしていた時にテレビで見ていた仲間と一緒にこられて幸せ」と誇りに思っている。
大リーグでは日本人選手の活躍を目の当たりにしてきただけに「日本のチームは強いし素晴らしい。多くの大リーガーを輩出しているし、さらに良くなっているところを見られるのは楽しみだよ」と相手への敬意を忘れない。超一流相手に、日本の若武者たちはどんな投球を見せてくれるか。
(THE ANSWER編集部)
