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伊藤美誠、3-2大逆転でライバル平野美宇を撃破「頭をフル回転させて頑張った」 マッチポイント3度凌ぐ驚異の粘り

卓球の国際大会、WTTシンガポールスマッシュの女子シングルス3回戦が14日に行われ、伊藤美誠と平野美宇の日本人対決が実現。2000年生まれで同い年のライバル対決はフルゲームにもつれる熱戦となり、3-2(11-8、10-12、7-11、16-14、11-1)で伊藤が勝利。マッチポイントを3度も凌ぐ驚異の粘りを見せ、ベスト8進出を決めた。

伊藤美誠【写真:ロイター】
伊藤美誠【写真:ロイター】

WTTシンガポールスマッシュ

 卓球の国際大会、WTTシンガポールスマッシュの女子シングルス3回戦が14日に行われ、伊藤美誠と平野美宇の日本人対決が実現。2000年生まれで同い年のライバル対決はフルゲームにもつれる熱戦となり、3-2(11-8、10-12、7-11、16-14、11-1)で伊藤が勝利。マッチポイントを3度も凌ぐ驚異の粘りを見せ、ベスト8進出を決めた。


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 日本卓球界を引っ張ってきた2人が激戦を演じた。第1ゲームは10-8から伊藤がロングサーブに鋭い読みを見せ、回り込んで強烈なフォアハンド。リターンエースで伊藤が1ゲーム先取した。第2ゲームも伊藤の強烈なフォアハンドが冴えたが接戦に。10-10から平野がサービスでゲームポイントを握ると、最後は伊藤の打球がオーバーとなり、12-10で平野がこのゲームを取った。

 第3ゲームも接戦となったが、終盤に平野がポイントを重ねて11-7でとり、勝利に王手。第4ゲームは平野が出だしから4連続ポイントでリードを広げた。

 それでも粘る伊藤は必死に追い上げ、10-10と追いつく。この後は互いに譲らず、13-13から平野がサービスでマッチポイントを握るも伊藤が取り返す。逆に伊藤が今度は15-14とゲームポイントを握ると、最後は平野の返球がオーバーとなり16-14で伊藤が逆転。勝負は最終ゲームにもつれた。

 第5ゲームは伊藤が圧倒。10-1と大きくリードし、最後は平野のボールがオーバー。伊藤がこの熱戦をものにした。2人はパリ五輪の女子シングルス代表枠を争った間柄。代表には平野が選ばれ、伊藤は団体戦要員の3人目からも漏れていた。

 伊藤は「4ゲーム目に挽回して、勝つことができたのが自分の中でリフレッシュして5ゲーム目に臨めた。最近は日本での国内選考会がたくさんあった。平野選手と一番対戦していて、お互い知った仲。頭をフル回転させて頑張りました」と場内インタビューで語った。

(THE ANSWER編集部)



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