日本女子オープン第2日

　女子ゴルフの国内メジャー・日本女子オープン第2日が30日、千葉・紫CCすみれC（6839ヤード、パー72）で行われた。4位で出た木村彩子（富山常備薬）は、2バーディー、2ボギーの72で回って通算2アンダーとし、単独首位に立った。今季は、優勝賞金5400万円のアース・モンダミンカップでツアー初優勝。約2700万円の「BMW M8」を新車購入すると宣言していたが、まだ購入しておらず。「もう1回優勝したらちゃんと買えるので」と、今大会の優勝で追加資金3000万円をゲットするイメージも明かした。

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　木村はホールアウト後に「こういう我慢比べの方が好きです」と手応えを口にした。深いラフ、硬くて速いグリーン。メジャー設定に苦労する選手が続出しているが、フェアウェーキープ率100％をマークし、胸を張った。

　前週終了時点で、木村はドライビングディスタンス227.27ヤードで全体89位。一方でフェアウェーキープ率77.5974％は同4位だ。今大会の総距離6839ヤードは、ツアー史上歴代最長（1998年のツアー施行以降）だが、「長くは感じないし、飛ばし屋有利じゃない」と話した。

「フェアウェーもグリーンも硬いので、そんなに長くは感じません。それより、ラフが深くてフェアウェーを外してはいけないので、私には有利だと思います」

　木村は、6月のアース・モンダミンカップでツアー初優勝を飾った。強風の中、同大会でも「耐えるゴルフ」で通算4アンダー。しかし、その後の大会は「伸ばし合い」の展開が相次ぎ、1度もトップ10に入れず。4試合連続予選落ちも喫している。

「ハイスコアが出るセッティングでは厳しくて、予選を通るのがやっとだったんですけど、今回は自分が得意なセッティングではあるので、頑張りたいです」

　木村は、賞金5400万円を手にしたアース・モンダミンカップの優勝会見で「BMWのM8を買いたいです」と明かした。新車なら約2700万円。大の車好きだが、その後のことを聞くと、「実はまだ買えてないんです」。一方で「今季残り9試合でもう1勝したいです。そうすれば、ちゃんと（新車を）買えるので」と言った。

　今大会についても、「名誉ある試合なので、メジャーチャンピオンという名前もカッコいいですし、複数年シードがもらえるのは大きいと思っているので勝ちたいです」と意欲を示した。優勝賞金は3000万円。手にする名誉と権利も大きい大会で、頂点を目指す。