大谷翔平の打球で二塁手のグラブ破壊

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は29日（日本時間30日）、敵地レンジャーズ戦に「1番・指名打者」で先発し、5打数2安打2盗塁で7-2の勝利に貢献した。9回には強烈な打球で二塁手のグラブを破壊。大谷シフトも関係なしの衝撃的な一打の動画が拡散する中、米実況は「ジョークのつもりだったけど」と唖然とした様子だ。

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　大谷がグラブを切り裂いた。6-2の9回1死一塁。真ん中付近のボールを弾き返した。打球は一塁手と二塁手の狭いスペースへ。大谷シフトを敷いて、一塁寄りに守っていた二塁手が飛びついたが、グラブを弾いて右前打となった。打球速度は109マイル（約175.4キロ）。ここで珍事が起きていた。

　痛烈な二塁強襲打の動画を米テキサス州地元局「バリー・スポーツ・サウスウェスト」公式ツイッターが公開。実は二塁手アンディ・イバニェスのグラブが壊れていた。人差し指と中指の間の紐が切れたようで、米実況席は「グラブを突き破ったって言ったとき、ジョークのつもりだったんだけど」と驚いている。

　レポーターも「まさにその通りです。ベンチに戻ってグラブを変えなければいけませんでした。大谷ともフレンドリーな会釈を交わしていました」とイバニェスの反応を紹介。本塁打は出なかったが、異次元の勲章にもなり、魅了された実況は「グラブ代頼むよ！」と投げかけていた。