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ロマチェンコ「リマッチを願う」 中谷正義にTKO完勝、4団体王者ロペスとの再戦熱望

ボクシングWBO世界ライト級5位の中谷正義(帝拳)が26日(日本時間27日)、米ネバダ州ラスベガスで行われたノンタイトル12回戦で元3団体同級統一王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)と対戦。9回TKO負けを喫し、番狂わせとはならなかった。中谷の戦績は19勝(13KO)2敗、ロマチェンコは15勝(11KO)2敗。

ライト級ノンタイトル12回戦で中谷正義を破ったロマチェンコが試合後ガッツポーズ【写真:AP】
ライト級ノンタイトル12回戦で中谷正義を破ったロマチェンコが試合後ガッツポーズ【写真:AP】

ライト級ノンタイトル12回戦

 ボクシングWBO世界ライト級5位の中谷正義(帝拳)が26日(日本時間27日)、米ネバダ州ラスベガスで行われたノンタイトル12回戦で元3団体同級統一王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)と対戦。9回TKO負けを喫し、番狂わせとはならなかった。中谷の戦績は19勝(13KO)2敗、ロマチェンコは15勝(11KO)2敗。


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 ウクライナの英雄が貫禄を見せた。ロマチェンコは3回、中谷の顔面に左を叩き込むなど序盤から優位に試合を進める。5回終了間際にはクリンチをきっかけにダウンを奪い、その後も猛攻。9回に連打を浴びせ、レフェリーストップでTKO勝利をつかんだ。

 試合後、テレビインタビューに応じたロマチェンコは「勝てたことが嬉しい。一つ目標を達成した。勝って、復帰した」と満足げ。「皆さん、私の力を見たでしょう。是非、あのリマッチをお願いしたい」と言い放った。

 ロマチェンコはライト級3団体王者だった昨年10月、テオフィモ・ロペス(米国)との4団体王座統一戦に臨んだが、判定負けで王座陥落。この試合が再起戦だった。会場にはロペスの父も訪れており、インタビュアーからはロペスがリマッチに応じる姿勢を見せていることを伝えられた。「今後試合の予定もあるでしょうから、来年でもいい。私は待っています」と語った。

 中谷との試合については「彼は身長が高い(中谷:182センチ、ロマチェンコ:170センチ)。リーチも長い。あらゆる面で彼が勝っていた。カウンターアタックを重視する戦略だった」と振り返った。最後に、次戦(日付未定)でジョージ・カンボソスJr.(オーストラリア)の挑戦を受ける予定のロペスに向けて「次の試合、勝ってください」とメッセージを送った。

 世界的スーパースターとの対戦まで辿り着いた中谷。日本ボクシング界大注目の試合だったが、金星はつかめなかった。

(THE ANSWER編集部)




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