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PFP2位浮上の井上尚弥 米専門サイトが「もう少し運があれば…」と振り返った試合とは

ボクシングの米専門メディア「ボクシングシーン.com」は全階級のボクサーを格付けするパウンド・フォー・パウンド(PFP)の最新版を公開。WBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)はWBC&IBF世界ウェルター級王者のエロール・スペンスJr.(米国)を抜き、2位に浮上したが、過去5試合の戦績を振り返り、19年11月のワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝、ノニト・ドネア(フィリピン)戦の幻のKO劇を回顧している。

井上尚弥【写真:荒川祐史】
井上尚弥【写真:荒川祐史】

「ボクシングシーン.com」最新版PFPで井上について評価

 ボクシングの米専門メディア「ボクシングシーン.com」は全階級のボクサーを格付けするパウンド・フォー・パウンド(PFP)の最新版を公開。WBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)はWBC&IBF世界ウェルター級王者のエロール・スペンスJr.(米国)を抜き、2位に浮上したが、過去5試合の戦績を振り返り、19年11月のワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝、ノニト・ドネア(フィリピン)戦の幻のKO劇を回顧している。


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 最新版でスペンスJr.を抜き、PFP2位となった井上。過去5戦では元WBA正規王者のジェイミー・マクドネル(英国)、元WBAスーパー王者フアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)、元IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)、元5階級制覇王者のノニト・ドネア(フィリピン)、元WBO1位のジェイソン・マロニー(豪州)というバンタム級の実力者を倒し続けたことが評価された。

 一方、その寸評ではドネアとの伝説の名勝負での「不運」を惜しんでいる。「ドネア戦におけるカウントでもう少し運があれば、(バンタム級)トップ10の相手に5連続KO勝利になるはずだった。試合が再開される前に、カウント10に届いているように見えた」と指摘した。

「ドラマ・イン・サイタマ」と呼ばれた名勝負で、唯一のダウンが生まれたのは11回のこと。井上が強烈な左ボディを沈めると、ドネアは顔を歪めながら、リング上で小走り。追撃を狙う井上と膝をついたドネアの間にレフェリーが体を入れ、長いカウントとなったことは当時、海外メディアでも指摘を受けていた。

 記事では「いずれにせよ、ドネアは恐怖の瞬間の数々を彼(井上)にもたらした。そして、イノウエが攻撃のダイナモ以上の存在であることを我々は学んだのだ」と称賛。KO勝利は幻に終わったが、鼻骨や眼窩底の骨折というダメージを受けながら、流血を乗り越えてフィリピンのレジェンドに判定勝ちした井上の破壊力以外の能力に改めてスポットライトを当てていた。

■「ボクシングシーン.com」最新版PFP10傑

 なお、「ボクシングシーン.com」の最新版PFPは以下の通り。

1位 サウル・アルバレス(メキシコ)
2位 井上尚弥(日本)
3位 エロール・スペンスJr.(米国)
4位 テオフィモ・ロペス(米国)
4位 ホセ・ラミレス(米国)
6位 アンソニー・ジョシュア(英国)
7位 マイリス・ブリエディス(ラトビア)
8位 ジョシュ・テイラー(英国)
9位 井岡一翔(日本)
10位 ジャーメル・チャーロ(米国)

(THE ANSWER編集部)




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