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16戦連続1回KO男、平均決着タイムは「1分35秒」と米記者紹介「恐怖、野獣…凄い!」

米ラスべガスで12日(日本時間13日)に行われたボクシングのスーパーミドル級8回戦でWBA世界同級6位エドガー・ベルランガ(米国)がウリセス・シエラ(米国)を1回2分40秒TKO勝ち。デビューから16戦連続1回KOという離れ業をやってのけた。初回から3度のダウンを奪い、滅多打ちにした決着シーンを米興行大手・トップランク社も動画付きで速報。話題を集めていたが、今後についてはカネロこと、サウル・アルバレス(メキシコ)を大目標に飛躍を目指すという。

16戦連続1回KO勝ちを収めたエドガー・ベルランガ(右)【写真:Mikey Williams/Top Rank via Getty Images.】
16戦連続1回KO勝ちを収めたエドガー・ベルランガ(右)【写真:Mikey Williams/Top Rank via Getty Images.】

圧巻KOのベルランガ、今後の大目標はカネロ…陣営「22年終盤に戦うだろう」

 米ラスべガスで12日(日本時間13日)に行われたボクシングのスーパーミドル級8回戦でWBA世界同級6位エドガー・ベルランガ(米国)がウリセス・シエラ(米国)を1回2分40秒TKO勝ち。デビューから16戦連続1回KOという離れ業をやってのけた。初回から3度のダウンを奪い、滅多打ちにした決着シーンを米興行大手・トップランク社も動画付きで速報。話題を集めていたが、今後についてはカネロこと、サウル・アルバレス(メキシコ)を大目標に飛躍を目指すという。


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 今回は160秒で試合を終わらせた。ゴングが鳴った直後から積極的に前に出るベルランガ。連打からあっという間にダウンを奪い、さらにロープダウンを奪った。滅多打ちの攻勢をかけ、最後は左フックの3度目のダウン。足が止まっていたシエラは膝から崩れ落ち、審判はすぐさま試合を止めてTKOとなった。

 ベルランガのデビューから続く初回KO勝ちは16に。試合を主催した米トップランク社は公式ツイッターに決着シーンを動画付きで速報。「OK、最高のものは出尽くした。光線は続く。再び。徹底的に、そしてシンプルに」と表現した上で「第1ラウンド3度目のダウンでエドガー・ベルランガが16勝0敗。16戦連続の第1ラウンドKO」と記録を紹介した。

 これでアリ・レイミ(イエメン)の持つ「21」という初回KOの世界記録にあと「5」に迫ったベルランガ。驚きの記録を伝えているのは、米スポーツ専門局「ESPN」のラジオ番組でホストを務めるラリー・クルーガー氏だ。自身のツイッターで「恐怖だ。エドガー・ベルランガは野獣だ。ベルランガはデビューからの16試合で全試合初回KOを続けている。凄い! ミドル級が誇るパワーの持ち主だ。まるで映画の世界の選手のよう」と絶賛した。

 その上で「彼は平均1分35秒で試合を終わらせてしまう」と16試合の平均決着タイムを紹介している。そうなると、今回の2分40秒は“普通”からすると時間を要してしまったことになるから驚きだ。

 また、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のマイク・コッピンガー記者は今後について、ベルランガのマネージャー、ケイス・コノリー氏が語ったコメントを紹介。「エドガーはスーパースター。単純明白だ。2021年彼はステップアップし、2022年終盤にはカネロと戦うだろう。それはボクシング界最大のファイトになる」と話したという。

 来年はさらにキャリアを積み、2022年に目標とするのはパウンド・フォー・パウンド(PFP)1位にランクされるカネロ。まだ底を見せていない23歳の逸材が順調に成長を見せれば、PFPを賑わせる存在になるかもしれない。

(THE ANSWER編集部)




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