プロに行ったら「3年で切られていたかも」 甲子園5勝右腕、味わった“指名漏れ”と3年間の使い方――高尾響
プロ野球のドラフト会議が10月22日に行われた。夢の世界への切符を手にする選手が多数生まれた裏側で、指名漏れの憂き目にあった選手もいる。2024年の秋、広陵高(広島)のエースだった高尾響投手もそんな経験をした。ただ、今は新たな場所で、再びチャンスをつかもうとしている。(取材・文=羽鳥慶太)

広陵高時代に指名漏れ…高尾響はその後どうしている?
プロ野球のドラフト会議が10月22日に行われた。夢の世界への切符を手にする選手が多数生まれた裏側で、指名漏れの憂き目にあった選手もいる。2024年の秋、広陵高(広島)のエースだった高尾響投手もそんな経験をした。ただ、今は新たな場所で、再びチャンスをつかもうとしている。(取材・文=羽鳥慶太)
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高尾は高校2年生だった2023年の春から、甲子園に4季連続出場。通算5勝を挙げている。3年夏は3回戦で東海大相模(神奈川)に敗れたが、その後U-18日本代表に加わり台湾開催のアジア選手権でも登板した。秋にはプロ志望届を提出したものの朗報は届かず、社会人野球の強豪トヨタ自動車に進んだ。あれから2年が立った。その後どうしているのか。
今夏の都市対抗で、高尾は初めて東京ドームのマウンドに立った。JFE東日本との1回戦、0-7と劣勢の4回だった。ただここから3イニングを1安打無失点、4奪三振の快投を披露した。
「最初は気持ちが浮いちゃって、思うようにいかないところもあったんですけど、修正して(ストライク)ゾーンにボールが行くようになってからはよかったと思います。気持ちが落ち着いて、思ったように投げられるようになった」。この2年間での成長を感じられる登板だった。
さらに「チームは負けてしまったんですが、貴重な経験だったと思います。昨年は上(スタンド)から見ていて、あそこで投げたいとずっと思っていたので」。社会人1年目の昨季は、公式戦で投げられずに終わったのだ。社員の大声援を背に受け、マウンドに上がるのは初めての経験。「ブルペンからマウンドに行く時の雰囲気が独特でした。甲子園は屋外じゃないですか。東京ドームは応援が自分に向いてくる感じがして、ちょっと緊張しました」と言うのも当然だった。
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