コラムの記事一覧
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20日に日本と激突、米国男子率いる「ミスター・バレーボール」の見据える先 44年前の再現は「そんなに簡単なことではないよ」
2025.07.19「買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2025 千葉大会」は18日、千葉ポートアリーナで第3日が行われ、米国がアルゼンチンを3-1(25-23、20-25、25-20、25-23)で下した。パリ五輪銅メダルの米国は昨年10月、28年ロサンゼルス五輪金メダル獲得を目指してカーチ・キライ監督(64)が就任。予選ラウンド通算6勝4敗とし、大会最終日の20日には日本と対戦する。
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「もっと俺を出せよ」 日本の流れ変える21歳ビッグサーバーの自負 甲斐優斗は“切り札”で満足しない
2025.07.18「買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2025 千葉大会」の男子が17日、千葉ポートアリーナで行われた。世界ランク5位の日本は、予選ラウンド第3週の第2戦で同9位、21年東京五輪銅メダルのアルゼンチンと対戦。3-2(23-25、23-25、25-21、25-23、15-13)で大逆転勝利し、通算7勝3敗とした。21歳の現役大学生・甲斐優斗(専修大)が途中出場で流れを変えるサービスエース。強い自負と悔しさを胸に打ち抜いた一撃だった。
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2度の震災を知る女子ハンドボーラーの使命「石川に明るいニュースを」 佐原奈生子が届けたい姿【リーグH】
2025.07.176月に幕を閉じたハンドボールの新リーグ「リーグH」。東京・代々木第一体育館で行われた女子プレーオフに、被災地への思いを胸に出場したチームがある。能登半島地震で大きな被害を受けた石川を本拠地とする「北國ハニービー石川」。主将・佐原奈生子は「県民のみなさんに明るいニュースを」と奮闘。地元の人々との交流でもらったパワーを原動力に、最後まで戦い抜いた。
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バレーボールは「高さは正義」なのか 世界は女子190cmも当たり前 「現実」に屈しない日本への期待
2025.07.16「高さは正義」なのか? 「買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2025 千葉大会」は13日まで女子の熱戦が繰り広げられた。日本は9日から4試合を行い3勝1敗。3位で決勝ラウンド(23日~、ポーランド)に進出した。試合はテレビが地上波で生中継。3年後のロサンゼルス五輪でメダル獲得を目指す新生日本代表の奮闘ぶりが日本中に伝えられた。
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「町田ゼルビアのような…」 日本一14回、高校名将を国内最高峰リーグの監督に招聘した2つの意図――リーグH・琉球コラソン
2025.07.16沖縄県を本拠地とするハンドボール「リーグH」男子の琉球コラソンが6月末、2025-26シーズンに向けて新監督の就任を発表した。名門・興南高校で約40年に渡って監督を務め、全国優勝を14回成し遂げた黒島宣昭氏だ。リーグH初年度の昨季は4勝21敗1分で14チーム中12位となり、日本リーグ(JHL)最終年度だった前期と同じ勝ち星数で低迷が続くコラソン。浮上に向けて高校カテゴリーの名将に指揮を託したのには、二つの意図がある。キーワードは「学生みたいなチーム」と「教え子の回帰」だ。
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ラグビー日本代表に帰ってきた9番 フランス最強クラブで揉まれ…2季目エディーJに見た課題「キックで上手くいかなければ…」
2025.07.16ラグビー日本代表は7月12日に兵庫・ノエビアスタジアム神戸で行われた「リポビタンDチャレンジカップ」第2戦でウェールズ代表に22-31で敗れた。ティア1(世界トップ10クラスの強豪)から史上初の連勝に挑んだが、19連敗を回避しようと第1戦から修正を加えてきた相手に阻まれた。苦杯の一方で、今季のフランス国内リーグで3連覇を果たしたスタッド・トゥールーザンでプレーするSH齋藤直人が昨年11月のイングランド戦以来の先発出場。フランス最強クラブで経験を積んできた9番が見た、2シーズン目のエディージャパンの進化、そして課題を聞いた。(取材・文=吉田 宏)
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米国代表が口々に称賛した173cmの小さな強打者 大学侍・小田康一郎が追う先輩・吉田正尚の背中
2025.07.166年ぶりの日本開催となった第45回日米大学野球選手権は13日、神宮球場で第5戦を行った。日本が6-5で競り勝ち、今大会5戦全勝。2004年以来21年ぶりの全勝優勝を成し遂げた。米国代表は、近未来に大リーグのドラフト指名を受けると目される選手ばかり。そんな“メジャー予備軍”の印象に残った日本選手は、身長173センチの強打者、小田康一郎内野手(青学大4年)だという。小柄でも力強い打撃を見せられる秘訣を小田に聞いた。
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“メジャー予備軍”に5戦全勝、大学侍ジャパンはなぜ強い? WBC米国コーチが見た「基礎力」の違い【日米大学野球】
2025.07.14第45回日米大学野球選手権大会は13日、神宮球場で第5戦が行われ、日本が米国に6-5で勝利した。2004年の第33回大会に日本が達成して以来となる全勝優勝。なぜ将来のメジャーリーガー予備軍を圧倒できたのか。2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも入閣していた米国のコーチが、大学侍ジャパンに見た強さを明かした。
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「下に見られたもんだな」記者は舌打ち 格上ウェールズ撃破、若き日本を燃え滾らせた36歳闘将リーチマイケルの献身
2025.07.09ラグビー日本代表は、7月5日に福岡・ミクニワールドスタジアム北九州で行われた「リポビタンDチャレンジカップ」でウェールズ代表を24-19で下した。ティア1と呼ばれる世界トップクラスの実績を持つチームに勝つのは2019年10月のワールドカップ(W杯)日本大会スコットランド戦以来のこと。対戦時に相手が世界ランキング12位と低迷していたとはいえ、昨春復帰したエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)の下で大幅な若返りにシフトした日本にとっては価値のある1勝。この勝利が昨季テストマッチ4勝7敗と苦戦が続いたチームのV字回復の起点になるのか。灼熱の小倉での80分間を検証する。(取材・文=吉田 宏)
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死亡事故きっかけに…高校スポーツの熱中症対策、米国は法制化加速 “お金をつぎ込める学校”は新たな対策も
2025.07.07「THE ANSWER」がお届けする、在米スポーツジャーナリスト・谷口輝世子氏の連載「Sports From USA」。米国ならではのスポーツ文化を紹介し、日本のスポーツの未来を考える上で新たな視点を探る。今回は「高校スポーツの熱中症対策」。
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53失点惨敗発進、若きラグビー日本に露呈した課題「215m-364m」数値で明白 可能性を感じさせた「2」の存在
2025.07.03ラグビー日本代表の若手主体で編成されたジャパンフィフティーン(JXV)が6月28日に東京・秩父宮で行われた「リポビタンDチャレンジカップ」でマオリ・オールブラックスに20-53と敗れた。先発15人の総キャップ51という若いチームだったが、昨季は10-36、26-14と競り合い初勝利も奪った相手に後半はワンサイドゲームの完敗。代表チームとは別働で準備を進めてきたとはいえ、戦術面、ラグビースタイルを共有しているだけに、今週末からのウェールズ代表とのテストマッチ(5日=北九州・ミクニワールドスタジアム、12日=神戸・ノエビアスタジアム)への課題も露呈した敗戦。可能性を光らせた新たな戦力と共に、惨敗の“シーズン初戦”を検証する。(取材・文=吉田 宏)
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「毎日が最後の日と思って」 金メダル後の1年間、一度は消えた心の火…苦悩の末に見つけた1つの答え――スピードスケート・佐藤綾乃
2025.07.02スピードスケートの女子団体追い抜き(チームパシュート)で、2018年平昌五輪、22年北京五輪と2大会連続のメダルを獲得した佐藤綾乃(ANA)が、「THE ANSWER」のインタビューに応じた。北京五輪後、長年にわたってともに戦った高木姉妹の姉・菜那が現役を退き、妹の美帆は個人のチームを立ち上げた。ナショナルチームに1人残った佐藤。大きく変化する環境に戸惑いながら戦った1年間の苦い経験が、3度目の五輪シーズンに臨むスケーターの心に、真っ赤に燃える火をともしている。(取材・文=長島 恭子、ヘア&メイク=榊 美奈子)
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ハンド強豪国から移籍、初めて知った日本人の温かみ 「地球の裏側」でフレヤ・ハマーが得た財産
2025.07.02ハンドボール・リーグH女子のアランマーレ富山は6月14日、プレーオフ(PO)準決勝で北國ハニービーに24-36で敗れた。今季新加入となったGKフレヤ・ハマーは、世界ランキング3位のデンマークからやってきた28歳。この日もシュート阻止率0.345。日本でプレーすることを「すごく気に入っています!」と笑顔で語った。
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「1月1日が一番嫌い」胸に突き刺さった子どもの言葉 復興半ばの被災地でアスリートは何を伝えられるか
2025.07.01競泳元日本代表の竹村幸さんは2020年12月の現役引退後、元アスリートとしてさまざまな取り組みに携わっているが、そのうちの一つが一般社団法人「ASUWA」での活動だ。昨年12月から今年1月にかけては、石川県輪島市と能登町でのイベントを企画・主催。その模様を本人が「THE ANSWER」に寄稿した。24年1月1日に発生した能登半島地震から1年。震災からの復興途上にある現地で、スポーツの持つ力をあらためて感じたと振り返った。
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赤字6708億円の中で…16年ぶり復活の日産野球部「さんざん言われているのは知っています」 主将と監督が感じる現実「会社の人たちは…」
2025.06.30昨年度の最終赤字が6708億円に達するなど、深刻な経営危機に陥っている日産自動車は今年、2009年を最後に休部していた野球部を16年ぶりに復活させた。人員削減や工場閉鎖の計画が報じられるたびに、部の活動には批判的な声も上がる。その中でチームは7月2日から、社会人野球の最高峰・都市対抗予選に復活後初めて挑む。自分たちが置かれた状況をどう考え、何を目指して戦うのか。石毛大地主将と伊藤祐樹監督に、企業スポーツの現在地を聞いた。
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【高校野球】横浜高を倒した県立高校生のいま 日産自動車・石毛大地が再び狙う下剋上、最後の夏に学んだ鉄則「キレイに勝つより…」
2025.06.302019年の夏、高校野球では全国有数の激戦区・神奈川で、歴史に残る“下剋上”が起きた。偏差値67の県立進学校・相模原が、甲子園常連校の横浜を倒したのだ。当時の相模原ナインで、今も野球を続ける選手はただ一人。今季から16年ぶりに復活した日産自動車の野球部で、主将となった石毛大地外野手だ。忘れられない夏の思い出と、再び強敵に勝つために必要なことを聞いた。
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日本ラグビーが世界に及ぼした甚大な衝撃 12年前と境遇が酷似、夏のV字回復&赤竜狩りへ「奇襲攻撃をかける」――エディーHC単独インタビュー
2025.06.27ラグビー日本代表を率いるエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)が今シーズンをスタートした宮崎合宿で単独インタビューに応じた。復帰2シーズン目の今夏は、準代表「ジャパンフィフティーン(JXV)」がマオリオールブラックス(MAB)を迎え撃ち、その後“レッドドラゴン”と呼ばれる伝統国ウェールズ代表との2テストマッチ(7月5日=福岡・ミクニワールドスタジアム、同12日=兵庫・ノエビアスタジアム神戸)が待ち受ける。HC復帰1シーズン目の昨季はテストマッチ4勝7敗と苦闘を強いられた指揮官にとって、ウェールズはHC1期目の2013年に金星を奪った相手。再びミラクル、そしてチームをV字回復させるには絶好の相手との真夏の決戦を、どう戦うのか。勝負師エディーに“赤竜狩り”の極意を聞いた。(取材・文=吉田 宏)
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“やんちゃ坊主”と狙う前人未到の地 佐々木尽支えるトレーナー、王者に完敗も見据える世界までの道
2025.06.26ボクシングのWBO世界ウェルター級タイトルマッチ12回戦の挑戦者で同級2位・佐々木尽(八王子中屋)が25日、都内で会見し、19日に行われた同級王者ブライアン・ノーマン(米国)との対戦を振り返った。5回失神KO負けで、直後は病院に搬送。佐々木と一丸となって勝利を目指してきた同ジムの中屋廣隆チーフトレーナーも悔しさをにじませた。しかし、世界を相手に完敗を喫しても視線は決して下に落とさず、先を見据えている。
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