申ジエに惜敗、桑木志帆から問われた「何が足りなかったんですかね」 55歳女性コーチが返した“金言”
女子ゴルフ日本一を決める舞台の日本女子オープン。8月の全英女子オープンを制した23歳の桑木志帆(大和ハウス工業)は、元世界ランキング1位で38歳の申ジエ(スリーボンド・韓国)にプレーオフ(PO)で敗れた。

日本女子オープン最終日
女子ゴルフ日本一を決める舞台の日本女子オープン。8月の全英女子オープンを制した23歳の桑木志帆(大和ハウス工業)は、元世界ランキング1位で38歳の申ジエ(スリーボンド・韓国)にプレーオフ(PO)で敗れた。
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女子ゴルフ史に残る激闘。敗れた後、桑木は岩本砂織コーチの前で、「何が足りなかったんですかね」と聞いていた。この敗戦が意味するもの、今後に向けて「大事にすべきこと」を岩本コーチに聞いた。(取材・文=柳田通斉)
◇ ◇ ◇
戦いを終えた桑木は、悲しげな表情で岩本コーチに問いかけていた。
「私に何が足りなかったのでしょうか」
2位の申に2打差の首位でスタートし、前半で2バーディー。その差を3打に広げていたが、後半はスコアを伸ばせなかった。一方で申は13番パー4から3バーディー。17番パー5で並び、PO3ホール目でバーディーを決めて激闘に終止符を打った。
敗れた桑木は、申をハグで祝福した後に取材対応した。努めて冷静に言葉を並べながら、「久しぶりに悔しい思いをしました。これでまた強くなれると思います」などと言った。
3年3か月前の2023年7月。桑木は資生堂レディスで櫻井心那にPOで敗れた。ツアー初優勝を逃した悔しさで、人目をはばからずに号泣した。それを糧に飛躍し、全英女王にもなった23歳は気丈であり続けた。
それでも、岩本コーチの前では悲しげな表情を浮かべたという。「足りなかったところは…」。この問いかけに、岩本コーチはこう返していた。
「足りないものなんてないよ。精いっぱい頑張って、今ある力を出し切ったんだから。大事なことは今後、この経験を次へどう生かせるか。ジエさんが30勝し、メジャーを4つ獲っている。『あそこ(の領域)』に向けて、一緒に頑張っていこうよ」
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