創立1863年、東京の難関校で“無名”から4年後に駆けたアジア大会 旧友も仰天「あんな小さなグラウンドから代表に…」――慶大・林明良
100m9秒90のブーンソンと走り、体感した“世界”
午前中の男子200メートル予選は21秒19の組2着で突破。
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迎えた準決勝は1つ内側の7レーンに今大会100メートルでアジア歴代2位、9秒90の大会新記録で優勝したプリポル・ブーンソン(タイ)がいた。スタートで加速に乗り切れず、50~60メートルで内側から抜かれるが、必死に追う。粘る。
ただ、20秒93の4着で決勝にはわずかに届かなかった。レース後は第一声、「もう、本当に悔しいです」と口にした。
「あまり力が入らないと言うか、新しい感覚。ソワソワしたというか、多少緊張したのかな。でも、自己ベスト近くで走れていれば、絶対に決勝に残れたという事実もあるし、初代表の国際大会ではあるけど、目指してたのはメダルだったので、本当に悔しいですね」
それだけの悔しさを味わえたのも、日の丸を背負って本気で戦ったから。
「学生の間にこのような貴重な経験をさせていただける選手も本当に一握り。この1回だけで終わったらもったいない。若い選手が日本の陸上や短距離界を引っ張っていかないといけない。その一員となれるように、日本の中でもトップに立てるような選手になりたい」
「あんなところで練習して、よく日本代表まで行ったな」。旧友たちの驚きは、歩んできた道のりの証しでもある。だが、林明良にとってはまだ通過点。せっかくたどり着いた国際舞台を、この一度きりで終わらせるつもりはない。
(取材=寺田 辰朗 / 構成=THE ANSWER編集部)
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