「最高峰で、大好きなチアをやりたい」 高校で恋に落ちたチアの世界…合格率5%以下、橋詰愛が目指す最高峰

最高峰の舞台に挑戦するまで…
長崎外国語大に通うと、視線はさらに遠くに向いた。チアとは一度離れ、2年生時にフランスの西部カンペールに留学。中でも印象に残っているのは早朝のマルシェ。新鮮な野菜や肉、魚が並ぶ市場で人々が思い思いの時間を楽しんでいる。
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「田舎でもみんな生き生きしていた。小さなことでも幸せそうにしているフランス人を見て、地元でみんなが楽しめる何かができたらいいなと。そんな風に思うようになりました」
卒業後は、長崎の地方創生に関わる企業に就職した。ふるさと納税に携わる事業を担当し、地域の課題と向き合う日々を送った。
街のために奔走する中で、もう一つの感情が大きくなっていた。
再びチアの世界へ――。
大学時代のブランクがあったが、仕事後に福岡のレッスンに通った。2022年に社会人アメリカンフットボール「福岡SUNS」のチアリーダーズのオーディションに合格。24年からは福岡のプロチアリーダーチーム「グロリアス・チアリーダーズ」に所属し、プロラグビーチーム「ルリーロ福岡」などでも活動の幅を広げた。
さらに、プロ野球独立リーグ「九州アジアリーグ」に準加盟する「佐賀アジアドリームズ」の応援に参加。「国際的なチームで観客席には外国の方も多く、地元の子どもたちもいた。観客の数は多くなくても、みんなで盛り上げてくれて、すごく温かい雰囲気でした」。競技ごとに異なる空気感の中でパフォーマンスを重ねた。
福岡SUNSのチアリーダーとして活動する中で、本場米国のNFLに興味が湧いた。「動画で試合を見たら、情熱的で盛り上がりがすごくて。会場全体のパワーとエネルギーを感じたんです」。胸の奥で確かな思いが膨らむ。「最高峰で、大好きなチアをやりたい」
練習を積んでいた福岡SUNSチアリーダーズのコレオグラファーと、グロリアス・チアリーダーズのディレクターを務める曽我小百合さんの後押しもあり、夢の輪郭が鮮明になっていった。
橋詰さんは、5月18日に渡米予定。同月末に、合格率5%以下とされるNFLチーム「マイアミ・ドルフィンズ」のオーディションに挑戦する。
(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)
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