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“北半球最強”フランスに惜敗 ラグビー日本代表、会心の2トライと後半に見えた差

ラグビー日本代表は7月9日、国立競技場で行われたフランス代表とのテストマッチ第2戦に15-20の僅差で敗れ、夏の4連戦を2勝2敗で終えた。来年9月に開幕するワールドカップ(W杯)フランス大会への試金石として注目された今回のフランス代表との対戦は2敗という結果だったが、敢えて若手を積極起用した布陣で、第2戦では日本らしい組織力とスピードによって2トライを奪い、終盤に同点に追いついたかと思われたトライはビデオ判定で無効になったものの、“北半球最強”の相手を追い詰めた。チームの戦いぶり、そして夏のテストシーズンを終えた選手、コーチの言葉から、来年のW杯フランス大会で目標に掲げるベスト8超えへの可能性を考える。(取材・文=吉田 宏)

開始12分にトライを決めた山中亮平【写真:Getty Images】
開始12分にトライを決めた山中亮平【写真:Getty Images】

フランスに15-20で惜敗、ジェイミージャパンが悔しさのなかで得た手応え

 ラグビー日本代表は7月9日、国立競技場で行われたフランス代表とのテストマッチ第2戦に15-20の僅差で敗れ、夏の4連戦を2勝2敗で終えた。来年9月に開幕するワールドカップ(W杯)フランス大会への試金石として注目された今回のフランス代表との対戦は2敗という結果だったが、敢えて若手を積極起用した布陣で、第2戦では日本らしい組織力とスピードによって2トライを奪い、終盤に同点に追いついたかと思われたトライはビデオ判定で無効になったものの、“北半球最強”の相手を追い詰めた。チームの戦いぶり、そして夏のテストシーズンを終えた選手、コーチの言葉から、来年のW杯フランス大会で目標に掲げるベスト8超えへの可能性を考える。(取材・文=吉田 宏)

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 勝てそうで勝ちきれない――。15-20というスコアが、W杯14か月前の日本代表の立ち位置を物語っていた。11日の更新で初めて世界ランキング1位に上り詰めたフランスを、5万7011人の観衆の前で射程に捉えた1トライ差の惜敗。ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)も、悔しさのなかで手応えを感じ取った。

「チームとしては残念な結果になった。後半ミスが増えて、勝てる場面があったにもかかわらず勝つことができなかった。パフォーマンスに関しては若い選手が試合に出ているし、経験のある選手もいるなかでバランスの取れたチームができていると思う。ここからステップアップして、しっかり前に進んでいけると思う」

 この試合の先発メンバーの平均キャップ数は両チーム「14」台。第1戦に続き、ともに若手を多く起用した、いわば1.5軍という未来を見据えた布陣だった。1週間前の第1戦では、日本はフランスの予想を覆す戦術で勝負に出た。キックで相手に受圧をかける戦術を封印して、パスでボールを動かすスタイルを徹底。ポゼッション(ボールの保持)を重視したラグビーで挑んだが、日本の戦術を読み取ったフランスに後半突き放され23-42で敗れた。

 しかし、最終戦では1戦目から戦術を修整。第1戦はパス206、ラン132、キック14だったアタックは、2戦目ではパス151、ラン93、キック30とバランスの取れた数値になり、状況に応じてキックを織り交ぜながら、トライチャンスには自慢のスピードを生かした展開ラグビーで接戦に持ち込んだ。

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吉田 宏

サンケイスポーツ紙で1995年からラグビー担当となり、担当記者1人の時代も含めて20年以上に渡り365日欠かさずラグビー情報を掲載し続けた。1996年アトランタ五輪でのサッカー日本代表のブラジル撃破と2015年ラグビーW杯の南アフリカ戦勝利という、歴史に残る番狂わせ2試合を現場記者として取材。2019年4月から、フリーランスのラグビーライターとして取材を続けている。長い担当記者として培った人脈や情報網を生かし、向井昭吾、ジョン・カーワン、エディー・ジョーンズら歴代の日本代表指導者人事などをスクープ。ラグビーW杯は1999、2003、07、11、15、19年と6大会連続で取材。

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