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府中で1年間威張れるか ラグビー元日本代表・廣瀬俊朗が力説、ダービーの重みと友情

今季2度目の府中ダービー、レジェンド2人が注目する選手

 6シーズンぶりのトップ4入りのためにも、負けられない今季2度目のダービーマッチ。2人のレジェンドは、後輩たちにどんな期待を持っているのだろうか。

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大野 「やることは変わらない。BL東京は、東京SG相手だから戦い方を変えるんじゃなくて、今シーズンやってきたことを80分間やり切るだけ。向こうはプレーオフ進出が決まっているからと気を抜いてくることもないだろうから、いつも通りの準備をして臨むだけだと思います」

廣瀬 「前回負けているのでね、チャレンジャーとして戦えるのはいいポイントになるかなと思います。プレーオフも懸かっているので、こっちは必死になっていくしかない。そこを楽しんで、モチベートして試合に向かってくれるとすごくいいかな。BL東京は、前回の対戦とは違うコンディションだとは思う。チャレンジしてくれるといいなと思います」

大野 「全員期待しているけど、FWだと、ついこの間(4月11日)に20歳になったワーナー・ディアンズ(LO)。東京SGという日本のトップチームに対して、20歳の彼がどれだけいいパフォーマンスを発揮できるかを見たい。今後の日本代表を支えていく選手なのは間違いないので、この試合でいい経験を積んで、今後の成長に繋げてほしい。東京SGでは、やはりダミアン・マッケンジー(フルバック=FB/SO)かな。彼に好きなように走られたら厳しい。テビタ・タタフ(ナンバーエイト=NO8)も怖いですね」

廣瀬 「BL東京では、調子のいい中尾隼太(CTB/SO)かな。彼はバックス(BK)の中で上手く周りの選手を使うキーマンだと思うので期待しているし、応援している。東京SGは、マッケンジーも注目だけど田村煕(SO)。元々我々の仲間だけど、彼に対してプレッシャーをかけたい。3列もショーン・マクマーン、ツイ・ヘンドリック、タタフと凄くいい。ここは強烈なんで警戒しないと。3列は慶應の後輩の小澤直輝もいるし、LOには辻雄康もいる。BKはCTBサム・ケレビとセタとの争いが個人的にはすごく楽しみだけど、前節のレッドカードで難しいか」

大野 「東京SGのテンポでボールを出されたら、こっちのディフェンスも後手に回ってしまう。しっかりブレークダウンのところでプレッシャーをかけたいですね」

 ともに絶頂期、苦難の時代を繰り返しながら、意地と誇りを懸けてダービーマッチの歴史を積み重ねてきたBL東京と東京SG。新たなリーグが誕生し、日本ラグビーはプロ化へと進む激動期を迎える中でも、両チームが織りなす死闘は変わらない魅力を発散する。リーグワン初代王者を懸けたプレーオフを占う意味でも、注目の今季2度目のダービーは、5月1日の17時、東京・味の素スタジアムで幕を開ける。

■廣瀬 俊朗 / Toshiaki Hirose

 1981年10月17日生まれ。大阪府出身。5歳からラグビーを始め、北野高(大阪)、慶大を経て、東芝入り。2007年日本代表初選出。主将も務め、キャップ数28。16年に現役引退後、ビジネス・ブレークスルー大学大学院で経営管理修士(MBA)取得。現在は株式会社HiRAKU代表取締役として、ラグビーにとどまらずスポーツの普及、教育、食、健康に重点を置いた様々なプロジェクトに取り組む。

■大野 均 / Hitoshi Oono

 1978年5月6日生まれ、福島県出身。小学生時代から野球を続け、日大進学後にラグビー選手としてのキャリアをスタート。身長192センチの恵まれた体躯を武器に頭角を現すと、卒業後は東芝府中ラグビー部(現・東芝ブレイブルーパス東京)に加入した。日本代表にも2004年から選出され、通算キャップ数「98」は歴代最多。W杯にも07年から3大会連続で出場している。20年に現役を引退し、現在は東芝ブレイブルーパス東京のアンバサダーを務めている。

(吉田 宏 / Hiroshi Yoshida)

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吉田 宏

サンケイスポーツ紙で1995年からラグビー担当となり、担当記者1人の時代も含めて20年以上に渡り365日欠かさずラグビー情報を掲載し続けた。1996年アトランタ五輪でのサッカー日本代表のブラジル撃破と2015年ラグビーW杯の南アフリカ戦勝利という、歴史に残る番狂わせ2試合を現場記者として取材。2019年4月から、フリーランスのラグビーライターとして取材を続けている。長い担当記者として培った人脈や情報網を生かし、向井昭吾、ジョン・カーワン、エディー・ジョーンズら歴代の日本代表指導者人事などをスクープ。ラグビーW杯は1999、2003、07、11、15、19、23年と7大会連続で取材。

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