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府中で1年間威張れるか ラグビー元日本代表・廣瀬俊朗が力説、ダービーの重みと友情

対談した廣瀬俊朗氏(左)と大野均氏【写真:東芝ブレイブルーパス東京】
対談した廣瀬俊朗氏(左)と大野均氏【写真:東芝ブレイブルーパス東京】

今季のBL東京のラグビーは「本当に面白い」

 終盤戦に突入する「いま」のBL東京、そしてリーグワンをどう見ているのか。

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廣瀬 「今季のBL東京を見ていると、本当にボールがよく動いて、すごく面白い。どんどんスペースにボールを運んでいる。FWも両ロック(LO)は高くて強くて、セットピースからのトライも結構生まれている。アタックに、いろいろなオプションがあるのがいい」

大野 「機動力がある。1、2、3番でもよく動くし、観ていて楽しい。やはりディフェンスがしっかり前に出られているのが、観ているほうも面白いんじゃないかな。我々の時は、ボールをもらったら、もらったまま。でも、今のチームは選手がしっかりとスペースにボールを運ぼうとしている。『そこでパスをするんだ』とか、意外性もある。本当に面白いラグビーをやっている」

廣瀬 「凄いですよね」

大野 「昔はデビッド・ヒル(元スタンドオフ=SO)とかがね。“突っ込んでいけ!”と」

廣瀬 「“オマエらパスして、余計なことするんじゃない! 均、突っ込んどけ”とね。今はFW1列の選手もパスが上手だし、FWの選手も後ろの選手も(パスを)放るし。後は外国人の選手も、すごいインパクトプレーヤーが揃っている。セタ(・タマニバル/センター=CTB)とか物凄いじゃないですか。どうなってるんですか、あの人。オールブラックス時代も凄かったけれど、今はまた(パフォーマンスが)上がってきている」

大野 「ちょっと見えているところが自分たちと違うね」

廣瀬 「あとはジョネ(・ナイカブラ/ウイング=WTB)もね。粗削りだと思うけれど、パスしたらどこまでもいっちゃうんだ」

大野 「ボールを持ったらワクワクさせてくれるような選手が増えている」

廣瀬 「たくさんいるから、観ていても面白いし、あと選手が楽しそうに、ワクワクしながらラグビーに取り組んでいるのが印象的で、それが何よりも良かったかな。それが、お客さんにも伝わっていくので、徐々に徐々に輪が広がっていくのかな。そのお手伝いを僕らでやっていければいいなと思います」

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吉田 宏

サンケイスポーツ紙で1995年からラグビー担当となり、担当記者1人の時代も含めて20年以上に渡り365日欠かさずラグビー情報を掲載し続けた。1996年アトランタ五輪でのサッカー日本代表のブラジル撃破と2015年ラグビーW杯の南アフリカ戦勝利という、歴史に残る番狂わせ2試合を現場記者として取材。2019年4月から、フリーランスのラグビーライターとして取材を続けている。長い担当記者として培った人脈や情報網を生かし、向井昭吾、ジョン・カーワン、エディー・ジョーンズら歴代の日本代表指導者人事などをスクープ。ラグビーW杯は1999、2003、07、11、15、19、23年と7大会連続で取材。

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