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「日本は乗り越えられる」 新型コロナ拡大で外出禁止令、闘莉王氏が語るブラジルの現在

2010年、サッカー南アフリカワールドカップで日本代表の16強進出に貢献した田中マルクス闘莉王氏は昨季限りで現役を引退した。日本では新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、7日に「緊急事態宣言」が発令されたが、ブラジルに一旦帰国している闘将が生活するサンパウロ州では3月24日から外出禁止令が出ている。闘莉王氏はこのたび「THE ANSWER」の単独取材に応じ、違反者に罰金が科されるなど日本以上に厳格なブラジルでの外出禁止令の日々について語ってくれた。

田中マルクス闘莉王氏【写真:荒川祐史】
田中マルクス闘莉王氏【写真:荒川祐史】

引退後に帰国した闘莉王氏、現在生活するブラジルは「ギリギリのところで止まっている」

 2010年、サッカー南アフリカワールドカップで日本代表の16強進出に貢献した田中マルクス闘莉王氏は昨季限りで現役を引退した。日本では新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、7日に「緊急事態宣言」が発令されたが、ブラジルに一旦帰国している闘将が生活するサンパウロ州では3月24日から外出禁止令が出ている。闘莉王氏はこのたび「THE ANSWER」の単独取材に応じ、違反者に罰金が科されるなど日本以上に厳格なブラジルでの外出禁止令の日々について語ってくれた。

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 昨年12月に19年間のキャリアに終止符を打った闘莉王氏。故郷ブラジルのサンパウロに帰国し、牧場経営の傍ら、馬や牛、家族とともに穏やかな日々を過ごすはずだった。

 引退会見では「ビールを飲んで、肉をたくさん食べて、丸々と太りたい」と語っていたが、人口約9000人という小さな街「パルメイラ・ド・オエシチ」での穏やかな日常も、帰国から3か月足らずで終わりを告げた。

 2月26日、ブラジルで南米初となる新型コロナウイルス感染者が報告された。そして、3月に入ると感染者が急増。サンパウロ州では感染拡大防止のために、3月24日から外出禁止令が施行された。

「外出禁止令が出てから、もう1週間以上経ちました。ブラジルでの新型コロナの死者は450人以上と発表されています。大きい街にいればいるほど、リスクは大きい。特にサンパウロとリオ・デ・ジャネイロはやばい。特にリオはファベーラ(スラム街)が多い。そういう貧しい地域は感染が起こりやすい。ブラジルは日本とインフラ面が全く違う。病院も整備されていない。とにかく人工呼吸器の数やベットの数も足りない。コロナ以外の疾患で入院している人もいる状況で、患者が一気に増えてしまうと、病院には受け入れ態勢がない。そうなると死者が倍増してしまう。その前にサンパウロ州では外出禁止令を出した。今はギリギリのところで止まっているイメージです。外出禁止令は今週で終わる予定でしたが、延長になるでしょう」

 現在のブラジルでの日々について、闘莉王氏はこう語った。ただ、外出禁止令が出ているサンパウロ州でも、交通機関やライフラインに関わる業務は通常通りの運営状況だという。

「ブラジルは日本のように鉄道が発展していない。トラックの輸送が止まってしまったら、全てがストップしてしまう。ガソリンスタンド、自動車修理など、インフラ関連は通常通り。スーパーもオープンしていますが、なるべく宅配で、と言われている。行った場合も、入り口のゲートで入場制限がかかります。店に同時に入れるのは2、3人程度。そして、高齢者はスーパーに来ちゃいけないというルールもあります」

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