[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

良いリーダーは「良いセールスマン」の真意は? エディー氏が説く“リーダー論”

エディー氏はリーチ マイケルを「いいセールスマン」と語った【写真:Getty Images】
エディー氏はリーチ マイケルを「いいセールスマン」と語った【写真:Getty Images】

突然できた部下をどうマネジメントすればいい?

 突然、部下ができた。今までがむしゃらに突き進んできた立場だったが、マネジメント能力も求められるようになった。どう振る舞えばよいのか――。そんな悩みを抱えるビジネスパーソンへの、アドバイスをエディー氏に求めた。

【注目】育成とその先の未来へ 野球少年・少女、保護者や指導者が知りたい現場の今を発信、野球育成解決サイト「First Pitch」はこちら

「まずは、すでに優れているリーダーを観察することです。ラグビーを例にとりますが、例えばリーチが試合前の練習や試合中にどう振る舞っているのか。さらに、試合後にメディアに向けてどんな話し方をしているのか。または、いいコーチを観察することも大切です。

 他者から学ぶ、ということです。観察をして、いいリーダーから学びを得て、自分ではどうしていくのかを考えながら進めていくことです。他者から学びながらも自分のやり方で進めていかないと、他者をリードしていくことはできません。人にはそれぞれ違うやり方がありますから」

 お手本となるリーダー像を参考に、自身がどうしたいかを考えながらカラーを打ち出していく。裏を返せば、他人の真似事だけでは真のリーダーにはなり得ないということだ。

 もう少し組織が大きくなれば、より大局的なマネジメントが必要となる。例えば、若い才能とベテランを同じ組織でどう活用していくのか。エディー氏は2015年の日本、今大会のイングランドと、うまく融合させてまとめ上げた。

「若い選手を育てながら勝つためにも、経験のある選手が必要です。彼らは負けた経験も勝った経験も持っています。勝たないといけない時は何をするべきか、良く分かっています。ベテランが先生の役割をして若い選手を育ててくれます。そして若い選手たちはやる気やエネルギーをチームにもたらしてくれます。その経験とエネルギーを総合すると、すごくいい、強いチームになるわけです。

 勝つためのメンタリティーも受け継がれていきます。選手たちが教えるのがベストでしょう。例えば、姫野がリーチと一緒にプレーをします。リーチとプレーをするたびに、彼には学びがあるわけです。どうやって試合に向けて準備をしているのか、試合中にはこうやっている、試合後はこうやっている……。全てが学びになります。本当にいい選手になりたかったら、リーチから学んで、そして自分はどうするべきかを考える。そうすると自分のルーティンが生まれるわけです」

1 2 3
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
UNIVAS
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集