64年前の金メダリストへ“孫弟子”の恩返し 落合晃、800m圧勝「またご挨拶に」…駅伝名将の教え子が繋いだ歴史
陸上男子800メートルの日本記録保持者・落合晃(駒大)が圧倒的な強さでアジアのてっぺんに立った。29日、愛知・名古屋アジア大会の男子800メートル決勝(パロマ瑞穂スタジアム)で大会新となる1分44秒48の金メダル。同種目で日本勢が制するのは、1962年ジャカルタ大会の森本葵さん以来、64年ぶりの快挙となった。

「THE ANSWER 陸上PLUS|STORY」 愛知・名古屋アジア大会
陸上男子800メートルの日本記録保持者・落合晃(駒大)が圧倒的な強さでアジアのてっぺんに立った。29日、愛知・名古屋アジア大会の男子800メートル決勝(パロマ瑞穂スタジアム)で大会新となる1分44秒48の金メダル。同種目で日本勢が制するのは、1962年ジャカルタ大会の森本葵さん以来、64年ぶりの快挙となった。
まさに“横綱相撲”でアジアの強豪をねじ伏せた。
落合は1周目のバックストレートで恐れず先頭に立った。最初の400メートルは51秒35で通過。ラスト100メートルでは会場の大型ビジョンで後続との差を確認すると、さらにギアを上げた。先頭を譲らぬままリードを広げる。2位アリ・アミリアン(イラン)に0秒62の大差をつけて、逃げ切る圧勝だった。
誇らしげに満面の笑みを浮かべ、日の丸を背中にまとった。「こうして結果がついてきたことはよかった。勝負レースだったので、まず勝ち切れたってところは、評価ができるのかな」と快走を振り返った。
駒大では大八木弘明総監督が率いる、世界を目指す精鋭チーム「Ggoat project」に加入し、力を磨いている。
無念の先輩の思いも背負った。男子1万メートル代表の鈴木芽吹(トヨタ自動車)はインフルエンザ感染で欠場となった。鈴木とは「Ggoat project」で一緒に練習する間柄。落合は「鈴木芽吹さんも、インフルエンザになってしまって、この舞台に立てなかったこともある。本当にいろんなことがある中で、自分は無事にスタートライン立てた。いろんな方にお恩返しをしたいという気持ちでした」と言った。
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