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「復興の町」にラグビーW杯がやってくる 釜石“伝説のLO”桜庭吉彦の挑戦

9月20日に開幕するワールドカップ日本大会まで、2か月を切った。サンケイスポーツで20年以上にわたり楕円球を追い続けたラグビー・ライター吉田宏氏が、日本ラグビーを牽引し続けてきたレジェンドたちの、日本代表、ワールドカップ成功への熱い思い、提言を綴る毎週水曜日の連載「楕円の軌跡―レジェンド・トーク2019」。

合計3度の夢舞台に立った伝説のLOである桜庭吉彦氏【写真:Getty Images】
合計3度の夢舞台に立った伝説のLOである桜庭吉彦氏【写真:Getty Images】

ラグビーW杯開幕まで58日、連載「楕円の軌跡―レジェンド・トーク2019」第7回は“北の鉄人”こと現釜石SWの桜庭吉彦GM

 9月20日に開幕するワールドカップ日本大会まで、2か月を切った。サンケイスポーツで20年以上にわたり楕円球を追い続けたラグビー・ライター吉田宏氏が、日本ラグビーを牽引し続けてきたレジェンドたちの、日本代表、ワールドカップ成功への熱い思い、提言を綴る毎週水曜日の連載「楕円の軌跡―レジェンド・トーク2019」。

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 連載第7回は、27日に日本代表―フィジー代表が行われる岩手・釜石市に拠点を置く釜石シーウェイブス(SW)の桜庭吉彦GMに話を聞いた。国内無敵を誇った“北の鉄人”新日鉄釜石で大型LOとして活躍し、栄えある第1回ワールドカップ(1987年)に出場。91年大会の落選という失意を乗り越えて、合計3度の夢舞台に立った伝説のLOだ。栄光の舞台を降りてからは、新日鉄釜石がクラブ化した釜石SWの再建、強化と、釜石でも開催されるワールドカップ成功に力を注ぎ、2011年に起きた東日本大震災からの完全復興に挑む釜石の未来を切り開くために走り続ける。

 ◇ ◇ ◇

 訪れるものを“鉄と魚とラグビーの町”という看板が迎えてくれる。

 岩手県釜石市――。

 今年だけは、“鉄と魚とワールドカップの町”と呼ぶべきか。開幕へ向けて1日1日と熱量を高めている東北唯一の開催地だが、今週は特別な盛り上がりを迎えている。日本代表が、7月27日にフィジー代表を相手に釜石では初のテストマッチを戦うのだ。

「かなり盛り上がってきました。もともとラグビーへの関心が高い土地ですし、日本代表が来ることは過去になかったこと。会場の釜石鵜住居復興スタジアムも、ワールドカップ後には仮設スタンドが解体される。将来またあってほしいが、代表戦を釜石に持ってくるのはたいへんなこと。なので特別なことという意識があります」

 釜石SWのGMという立場と同時に、ワールドカップの認知度を高め、大会を盛り上げる大会アンバサダーという役目を兼務する。

「チームのGMとしても、アンバサダーとしても釜石での日本代表戦、そしてワールドカップの成功は重要なこと。この成功が釜石市民のためにも、我々釜石SWのためにもなる。スタジアムで観戦する人以外の市民にも関心を持っていただき、様々な形で参加するように、イベントや講演で声をかけています」

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吉田宏

サンケイスポーツ紙で1995年からラグビー担当となり、担当記者1人の時代も含めて20年以上に渡り365日欠かさずラグビー情報を掲載し続けた。ワールドカップは1999、2003、07、11、15年と5大会連続で取材。1996年アトランタ五輪でのサッカー日本代表のブラジル撃破と2015年ラグビーワールドカップでの南アフリカ戦勝利という、歴史に残る番狂わせ2試合を現場記者として取材。2019年4月から、フリーランスのラグビーライターとして取材を続けている。長い担当記者として培った人脈や情報網を生かして、向井昭吾、ジョン・カーワン、エディー・ジョーンズら歴代の日本代表指導者人事などをスクープ。

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