ベテラン審判ディーン氏が試合で狂喜乱舞する姿を英メディア激写「なんて男だ」

　海外サッカーのイングランド1部プレミアリーグの現役審判が贔屓のクラブの試合を観戦し、客席で熱狂的に応援するという“珍事”が話題を呼んでいる。応援歌に合わせ、狂喜乱舞するシーンを英メディアが動画付きで公開。「最高」「これは純粋に素晴らしい」「なんて男だ」などとサポーターから喝采が沸き起こっている。

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　現役審判が特定のクラブを応援する。なんとも珍しい形で話題を集めているのは、プレミアリーグのベテラン審判マイク・ディーン氏だ。英衛星放送「スカイスポーツ」が実際のシーンを公開している。

　客席に黒のアウターをまとったディーン氏。一人だけ手すりに上って立ち、周囲のサポーターより目立っている。そして、拳を突き上げながら一心不乱にコールを送る。ゴールを決めたのか、盛り上がった場面では何度もガッツポーズを炸裂させて熱狂。チャントに合わせて熱唱した。その姿は完全に熱狂的サポーターのそれだ。

　現役審判がここまで贔屓のクラブを応援して大丈夫なのか。英公共放送「BBC」が舞台裏を明かしている。試合は13日に行われたトレンメア・ローヴァーズ―フェレストグリーン・ローヴァーズのプレーオフ。リーグ2（4部相当）のため、お咎めなしなのだ。記事では「審判マイク・ディーンはトレンメア・ローヴァーズのアウェイゲームで人生を謳歌する」と伝えている。