エキシビション中にまさかのトラブル発生

　フィギュアスケートの世界選手権は24日、上位入賞者らによるエキシビションが行われた。女子シングルで優勝したアリーナ・ザギトワ（ロシア）は全身黒のスタイリッシュな衣装で観衆を魅了したが、最大の見せ場で上着が脱げないハプニングが発生。まさかの難局に直面するシーンを海外メディアが動画で公開。反響を呼んでいる。

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　圧巻の演技で頂点に立ったザギトワ。本番では美しく舞ったが、エキシビジョンで今大会最大のピンチを迎えていた。黒の上下に身を包みクールに「サバイバー」を演じるはずだったが、上着をカッコ良く脱ぐ、見せ場のシーンでまさかのトラブルだ。

　ファスナーが下り切らず、上着が脱げなくなってしまったのだ。さすがの女王も一瞬慌てたような素振りを見せたが、すぐに平静を取り戻すと、もう一度滑り出し演技の中で脱ぐことに成功。事なきを得たのだった。

　トラブルの一部始終を欧州の衛星放送局「ユーロスポーツ」が公式インスタグラムで動画で公開。「誰にでもあること…　恥ずかしい場面で素晴らしい対応をしたザギトワは、おまけの得点をもらうべき」と切り抜けた対応を称賛すると、ファンからも「フィギュアスケートが好き。最後のショーはとてもクリエイティブね」「美しいスケーター」「尊敬」「もっといいジャケットを持ってくるべきだったね」などと反響のコメントがつけられていた。

　最後は珍トラブルでも会場を沸かせたザギトワ。忘れられない埼玉での世界一決戦になったはずだ。