敵地カージナルス戦で復帰登板

　米大リーグ・カブスの今永昇太投手は26日（日本時間27日）、敵地カージナルス戦で先発。負傷者リスト（IL）入りを経て53日ぶりの登板で、5回無失点の好投を見せ、4勝目を挙げた。久しぶりとなったメジャーでのマウンドでも、不安を感じさせない完璧な投球。同僚も「まさに大きな補強だ」と太鼓判を押している。

　今永は5月4日（同5日）のブルワーズ戦で一塁ベースカバーに入った際、左太ももを痛め、翌日にIL入り。リハビリを経て、復帰登板となったカージナルス戦では5回77球を投げて3奪三振、1安打1死球で無失点。復活を印象付けた内容に、米ポッドキャストメディア「ジョムボーイ・メディア」の番組「ザ・コンパウンド」に出演した同僚のイアン・ハップ外野手も脱帽の声を上げた。

　番組出演時の映像を、カブスの地元局「マーキースポーツ・ネットワーク」公式Xが公開。ハップは「非常に大きなことだ。彼がトップラインでこれまでのように活躍してくれるのは、まさに大きな補強だ。シーズンの途中で、彼を取り戻すために大きなトレードをするようなもの。クールだよ」と絶賛している。

　復帰前の投球にも目を向け、「みんな、彼のリハビリ登板を見たか知らないけど、あれは面白いぐらいだった。最後のは4回1/3で8奪三振だったかな」と、万全だった様子を指摘。復帰後、いきなり勝ち星を収めた左腕を頼もしく見つめていた。