関東インカレ最終日

　陸上の関東学生対校選手権最終日（相模原ギオンスタジアム）は11日、女子1部200メートル決勝が行われ、フロレス・アリエ（日体大3年）が追い風参考ながら23秒26（＋2.5メートル）で優勝。400メートルとの初の2冠を達成した。

　フロレスは9日に行われた400メートルで52秒82の大会新記録で優勝。アンカーで2位に入った400メートルリレーに続いて挑んだ200メートルも制した。決勝は7レーンを走り、佐藤志保里（順大3年）とのマッチレースとなったが、ゴール前で0秒08競り勝った。追い風参考ながら23秒26の好タイムだった。

　ペルーにルーツを持ち、静岡・浜松出身、日本国籍の取得を申請しているフロレスは3日の静岡国際女子400メートルで日本記録（51秒75）を上回る51秒71をマーク。連戦の今大会、母校へのポイント貢献を目標にタフな大会で躍動した。

　すべての種目を終え、フロレスは「（200メートルは）追い風参考でも良い記録だった。今回は前半から突っ込んでみた。タイムにつながったと思う」と自信を深めた様子。「日本インカレはタイムを狙いたい。日本国籍を取ってから日本記録に挑戦したい」と意気込んだ。